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フリー・ジャズというジャンル名を生み出したオーネット・コールマンの名盤『Free Jazz』。その37分間を全編採譜&徹底解析。大谷能生による、ジャズ批評の到達点。
あの日、何が起きたのか?
1960年12月21日、ニューヨーク。アトランティック・スタジオ。
オーネット・コールマンら、8人のジャズメンによる『Free Jazz』が録音された。
その37分間は、フリー・ジャズという言葉を広め、ジャズ界に大きな衝撃を与えた。
けれど、『Free Jazz』とはどのような「音楽」だったのか。
その中で何が演奏されていたのかは、これまで具体的に語られてこなかった。
本書は、その空白に向き合う。
ステレオの左右に配置された二つの四重奏が、互いに反応しながら同時に演奏する――それもぶっつけ本番・編集なしの一発録りで。
その全過程を、全編採譜と解析によって読み解く。
そこにあるのは、単なる「自由」なのか。
オーネット・コールマンの前衛性の核心とは何か。
大谷能生による、ジャズ批評のひとつの到達点。
【目次】
まえがき
#1 少年時代
――テキサス、戦前と戦後、ビバップと放浪
#2 デビュー
――「擬態」と「呼吸のかたちのリズム」
#3 1960年12月21日
――『Free Jazz』解析
#4 作曲家オーネット
――モード、自然親和性、下方倍音列、ハーモロディクス
後日譚(あとがきに代えて)
YOSHIO OOTANI / 大谷能生