父・バルトーク 息子による大作曲家の思い出

ペーテル・バルトーク

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レーベル
スタイルノート
国(Country)
JPN
フォーマット
BOOK
規格番号
4799801192
通販番号
CL-BOOK_1005382946
発売日
2013年08月20日
EAN
9784799801192
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商品詳細情報

教科書にも載るハンガリーの大作曲家バルトーク。クラシック音楽が好きな方なら一度は作品を耳にしたことがあるでしょう。ピアノの練習曲も有名で多くの人々に親しまれています。
この偉大な作曲家であり父親である、ベーラ・バルトークを、次男ペーテル・バルトークが息子の視点で書いたのが本書です。バルトークの日常生活における考え方のユニークさや斬新さ、音楽家ならでは苦心など大変興味深いものがあります。
ハンガリーでの充実した生活は第二次世界大戦で一変。戦渦から逃れるためにアメリカに亡命します。著者のペーテルは両親の亡命から遅れ、苦労してアメリカに着きます。ハンガリーでの生活との違いに驚き困惑し、苦しい生活だったようですが、家族間の豊かな絆は途切れることがなかったようです。
そんな苦しんでいるバルトークに支援する人々も現れます。有名なクーセヴィツキーは強制的に先払いでの作曲を依頼。その成果が、バルトークの代表作の1つ「管弦楽のための協奏曲」です。ほかにも、レコード会社が「レコードがたくさん売れた」ことにして高額の印税を支払ったりと、周囲の人々は支援を惜しみませんでした。しかし、バルトークは病に倒れます。そして、ペーテルは父バルトークの死を見取ることとなります。
大作曲家がどのような人物だったのか。家ではどんな夫であり、どんな父親だったのか。貧しさが原因で亡くなったという噂は本当なのか。それらが、すべて本書に書かれています。また、著者のペーテルが両親と離ればなれになっている時や、米国での従軍中にバルトークから送られてきた大量の手紙も、書簡集として収載しました。その他、民族音楽収集時の写真、住んでいた家の写真、コンサートの様子、家族の写真など貴重な写真も掲載してあります。
第二次世界大戦前の豊かなハンガリーの人々の様子や、戦争が迫ってきた時の動き、どこへ逃げたらよいのかの戸惑い、そして戦時中のアメリカなど、当時の人々がどのような生活をし、どのような社会的変化があったのかもよくわかる内容になっています。 (出版元コメント)



 

著者:ペーテル・バルトークについて◆1924年7月31日、ハンガリーのブダペスト市生まれ。作曲家ベーラ・バルトークの次男。少年時代に父のピアノ曲《ミクロコスモス》第1、2巻を献呈される。亡命した両親の後を追って42年に渡米し、45年に父親の最期を見取る。49年にバルトーク・レコーズを設立し、録音技師として父親の作品を中心とする高品質なレコードを世に送った。90年頃から父親の作品の改訂を数多く手掛ける。現在、米国フロリダ州ホモサッサ市在住。