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誰もがスタジオを持てる時代に、クリエイターが大切にしていることとは?
「サウンド&レコーディング・マガジン」(2016年1月号)にて書評が掲載されました! 評者は横川理彦さんです。
「Rooftop」(2015年11月号)に書評が掲載されました!LOFT BOOKS三浦達也さんによる書評です。
「MUSICA」(2015年11月号)にて紹介されました!
日本経済新聞(2015.10.11朝刊)読書面にて書評が掲載されました!
「warp MAGAZINE JAPAN」(2015年11月号)BOOK&MOVIEにて紹介されました!
Mikikiにて紹介されました!小熊俊哉さんによる紹介記事&著者コメント掲載。
ナタリーにて紹介されました!
CINRAにて紹介されました!
amassにて紹介されました!
<登場ミュージシャン>
Galileo Galilei
tofubeats
マイカ・ルブテ
AZUMA HITOMI
sugar me
Predawn
小林祐介(THE NOVEMBERS)
kz(livetune)
コンピューター・マジック
まつきあゆむ
OLDE WORLDE
三浦康嗣(□□□(クチロロ))
Crystal((((さらうんど)))、Traks Boys)
沖井礼二(Cymbals、TWEEDEES)
宮崎貴士(グレンスミス、図書館)
冨田ラボ(冨田恵一)
安価で便利な機材やソフトが次々と発売され、今やパソコン1台あれば、誰もが簡単にレコーディング環境を手に入れることができるようになった。プラグインやソフトシンセのスペックも向上し、極端にいえば移動中の電車の中ですら楽曲を作れる時代。
そこにプロとアマチュアの差は、ぼぼなくなったといってもいいだろう。
そんな、誰もが〝スタジオ〞を持てる今、ミュージシャン=クリエイターにとって必要な条件とはなんだろう。
本書は、プロのミュージシャンたちが普段どのように音楽と向き合い、メロディが降りてくる瞬間をどうやって捉まえ、どうカタチにしているのか、そんな〝曲作りのプロセス〞に迫ったインタビュー本である。
MySpaceで発表していたころは、「死ね」とか書かれてました―Galileo Galilei
DTMは、時間をかけたり、トライアンドエラーを繰り返せば絶対によくなっていく―tofubeats
人生の波があるから曲ができるし、曲にも波がある―マイカ・ルブ テ
最初に歌詞と曲が「生まれた!」って瞬間が一番嬉しい ―AZUMA HITOMI
歌ってて気持ちのいいところにいくっていうのは意識していた―sugar me
工夫すれば道はあるし、DIY次第で結構どうにでもなる―Predawn
お金がないっていうことは、自分たちで手を動かさなきゃならない―小林祐介
メロディを作るという発想がなかった―kz(livetune)
楽しいことがなかったから、自分で音楽を作って楽しむことにした―コンピューター・マジック
1曲だったら誰でもいい曲は書ける。それをコンスタントに続けられるか―まつきあゆむ
作曲っていうのは音楽と向き合ってないときにできる―OLDE WORLDE
歌詞とメロができたからって、なんで「曲が完成した」って思えるのかがわからない―三浦康嗣
iPhoneでSNSを見たりとか、それと同じ感覚で曲を作りたい―Crystal
煮詰まることと付き合うのが、この仕事―沖井礼二
海賊盤でデモから完成まで聴き比べると、制作過程がわかる―宮崎貴士
作曲というのは目的がないとできないんですよ―冨田ラボ
装画 : 堀節子
デザイン : 戸塚泰雄(nu)
黒田隆憲
黒田隆憲(くろだ・たかのり)
1969年生まれ。ライター、カメラマン、DJ。
90年代後半にロックバンド「COKEBERRY」のリーダー兼ソングライターとしてメジャー・デビュー。
山下達郎『サンデー・ソングブック』で紹介されるなど、音楽好きの間で話題に。音楽ライターとしては、スタジオワークの経験を活かし、楽器や機材に精通した文章に定評がある。また2013年には、世界で唯一の「マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン公認カメラマン」として、世界各地で撮影をおこなった。
主な共著に『シューゲイザー・ディスクガイド』『ビートルズの遺伝子ディスクガイド』、著著に『プライベート・スタジオ作曲術』『マイ・ブラッディ・ヴァレンタインこそはすべて』など。