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2012年5月24日、71歳になったボブ・ディランは、50年のキャリアをさらに超えて歌い続ける―
これまで日本人アーティストを取り上げて好評を博してきた“読本シリーズ”では、初の海外アーティスト編といたしまして、世界のロックシーンに多大な影響を及ぼしたロックの巨人ボブ・ディランにスポットを当てて刊行いたします。
2012年はレコード・デビュー50周年を迎えるボブ・ディラン。本書では、50周年記念として、半世紀にわたる全ディスクを紹介するとともに、これまでの数々のエピソードを再録するほか、書き下ろしエッセイで構成します。本書は、ボブ・ディランのレコード制作に携わりながら、多くのディラン関連書籍の翻訳を手がけてきたディランのオーソリティである菅野ヘッケル氏が監修を担当します。ファン必読・必携の書です。

【主な内容】
■巻頭エッセイ 「ボブ・ディランという存在」片岡義男
■特集「ディラン、50年の轍」
菅野ヘッケルによる「ボブ・ディランの50年」と「ボブ・ディラン解剖学」の2部構成で、50年に及ぶディランの音楽活動を一大総括!
■エッセイ
「ボブ・ディランの50年」菅野ヘッケル
「僕とボブ・ディラン」中川五郎
「ディランはどこから出発したか」天辰保文
「ディランとプロテストソング」三浦久
他に宇田和弘、五十嵐正、松村洋、田家秀樹、小川真一、市川陽など多数収録。
■再録掲載
「フィル・オクスという存在」浜野サトル
「日本コロムビア盤ライナーノーツ」中村とうよう
「対談・小倉エージVS菅野ヘッケル」他多数。
■ディスクレビュー “ボブ・ディランの音盤"(南波一海、松永良平他)

菅野 ヘッケル(1947年生)=1970年からCBSソニーでボブ・ディラン等のレコード制作ディレクターとして活躍。その後、出版社勤務を経てディラン関連書籍の翻訳など多数手がけるほか、日本盤CDのライナーノーツ等を執筆。自他ともに認めるディラン研究家としてその名は知られている。