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近藤が最初に出会ったのは山木秀夫。
山木は熊本の中学校を出るなり、沖縄の米軍基地でキャリアを始めたミュージシャン。
タイミングや抜けの良さはもちろん、ドラムスの各音の残響まで聞いている耳の良さ。まさにIMAの土台骨。ピアノも打楽器だとするなら、山木のドラムスは和音を奏でている。
富樫春生はキーボードを小脇に抱え、ステージ上の近藤の前に姿を現した。飛び込演奏だ。
容姿そのままだと思うのは勘違い。IMAの踊る切込隊長ではあるが「Red City Smoke」での圧巻のピアノソロを聞かれたし。
普段は素養は野暮と決して見せない鉄火場のダンサー。照れ屋。歩くグルーヴ。ムードメーカなんて言葉はちっぽけすぎる。
IMAでの酒井泰三は誰もが貧乏くじを引いたと思った。Youtubeなど現存している映像を見る限り、演奏中の酒井は常にバンドの誰かを見て演奏をしている。
鳴りが良く、IMAバンドのステージに立った酒井が映っている。
IMA結成当初、ReckのFrictionのライブを聴きに行った近藤が声をかけた。
「よかったら俺のライブを見に来て」Reckは近藤のソロライブに出かけた。
Reckのサングラスがニヤッと傾いて。世界各地で演奏するIMAバンドが動き始めた。 (メーカーインフォより)
近藤 等則(tp, vocal)
山木 秀夫(Dr)
富樫 春生(key)
酒井 泰三(gt, bass)
Reck(bass, gt)
TOSHINORI KONDO / 近藤等則