ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第3番 & 第5番

ARTUR SCHNABEL アルトゥール・シュナーベル

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レーベル
KK-USHI
国(Country)
JPN
フォーマット
CD
規格番号
KSHKO43
通販番号
1006631081
発売日
2015年04月01日
EAN
2299990053775
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商品詳細情報

シュナーベルによるピアノ協奏曲演奏の記念碑

アルトゥール・シュナーベルと言う名前を聞いてそれが20世紀前半を代表するピアニストである事を思い浮かべる人は少なくなりました。それは、LPレコードの時代以降は殆ど録音を残さなかった事が原因の一つになっていますが、彼は1930年代にレコード史上初めてベートーヴェンのピアノソナタとピアノ協奏曲の全曲録音という偉業を達成しており、ピアニストの間では崇められている存在です。それらの全集は世界的にも広まり、日本でもクラシックSPレコードとしては異例のヒット商品になりました。因みに当時のレコードに付属する解説書には以下の様な紹介がなされています。
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殊にシュナーベルがベートーヴェンのピアノ曲演奏者として技量及び解釈とともに現下の第一人者である事は識者間にも文句の無い所で、しかも今迄方々からの慫慂くありしにも拘らずレコード吹き込みは一切之を辞退していた。彼の声名を伝え聞く我々は、その神韻を再生するレコードを全く旱天沛雨の思いで待つこと久しきものがあった。「皇帝協奏曲」こそは過般有名なベートーヴェン・ソナタ協会(英国)の熱心な企画と懇請とに動かされ、従来の吹込峻拒を捨てて、遂に英国ミドルセックスのHMV盤に吹込を承諾したという由緒付きの絶品である。この報ひとたび伝わるや、日本のファンは早くも高い関税や為替安の差損をも顧みず直輸入の注文を申し込む者少なからず、某店の如きは一店で7・80組の取次ぎを依頼されたという。いかに音楽ファン待望の的であったかが推察できよう。
この度、該協会の会員だけに頒布されるべきこの名盤が、特に日本ビクターとの契約により比較的安価に提供されるに到った事は、ファンの福音としてご同慶に堪えないところである。
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この様に由緒あるレコードから、この度、ベートーヴェンの代表作であるピアノ協奏曲・第3番/第5番をGHAによって蘇刻しました。LP時代のケンプ、フィッシャー、そしてホロヴィッツによるモノラル録音に劣らない音質でお楽しみ下さい。 (制作元提供資料より)


【収録作品と録音年】
ベートーヴェン:
[1] ピアノ協奏曲 第3番(1933年)
[2] ピアノ協奏曲 第5番「皇帝」(1932年)

【演奏者】
アルトゥール・シュナーベル[ピアノ]
マルコム・サージェント(指揮)
ロンドンフィルハーモニー管弦楽団[1]
ロンドン交響楽団[2]

【制作者紹介】
村岡輝雄

1967年九州大学大学院を卒業。日本ビクター(株)研究所・音響情報研究室長、武蔵工業大学・教授、東京大学先端科学技術研究センター・客員研究員を歴任し、現在は日本女子大学文学部・客員研究員で、併せて東京大学高齢社会総合研究機構の人間情報工学・伊福部研究室で音響信号処理の研究を行なっている。高校時代よりオーディオに取り組み、大学・大学院で電子通信工学を学んで日本ビクター(株)に入社後はプロ研究者に転向。入社後10年以上に亘って録音スタジオやレコード技術部門と連携して音楽録音技術とアナログレコードの研究に取り組み、4チャンネルレコードCD-4の基本設計とレコードカッティング/トレシング歪みの研究で工学博士を取得。ディジタルオーディオ時代以降は大学時代の音声合成認識研究の延長としてディジタル信号処理研究に取り組み、非調和周波数解析GHAの研究と実用化を行なった。大学時代から吹奏楽とオーケストラに参加し、業務で修得した録音技術を駆使して200枚以上のCDを制作して今日に至っている。

ソングリスト

  • 1.ピアノ協奏曲第3番ハ短調 OP.38(1933年録音)
  • 2.ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 OP.73(1932年録音)