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最近人気のポーランドの女性作曲家、グラジナ・バツェヴィチ。このアルバムは彼女の弦楽四重奏曲集の第2集となります。NAXOSからは他にも『弦楽のための交響曲』をメインとしたアルバムもリリースされていたりと、数年前に比べると格段に彼女の作品を耳にする機会が増えています。
この第2集には第4番、第2番、第5番の3曲の弦楽四重奏曲が収録されていますが、どの曲も前衛的でありながらも、一瞬、驚くほどに美しいメロディが現れるところが印象的でしょう。とりわけ第4番の開始部分はどこか民謡風な懐かしさを持つもので(すぐにかき消されてしまいますが)、その柔和な表情はそのまま第2楽章へと続いていきます。この、あまりにもデリケートすぎて、ちょっとでも力を込めるとすぐに崩壊してしまいそうな繊細な響きこそが彼女の持ち味なのかもしれません。驚くほどに快活な第3楽章はポーランドの民俗舞曲に由来するものです。この作品はベルギーの国際弦楽四重奏コンクールなどで一等を獲得しています。第二次世界大戦中に書かれた第2番の四重奏曲は、悲惨な生活を送る中で書かれた希望に満ちた作品です。第2楽章のアンダンテも第3楽章のアレグロも破綻なく書かれています。しかし1955年の第5番は、すっかり以前の作風とは決別したかのような、謎めいた深遠な風景に溶け込んでいます。 (資料提供:ナクソス・ジャパン)
【収録内容】
バツェヴィチ:
弦楽四重奏曲第4番 (1951)
弦楽四重奏曲第2番 (1943)
弦楽四重奏曲第5番 (1955)
【演奏者】
ルトスワフスキ四重奏団 〔ヤクブ・ヤコヴィッチ(第1ヴァイオリン)、マルシン・マルコヴィッチ(第2ヴァイオリン)、アルトゥール・ロズスミィウォヴィッチ(ヴィオラ)、マチェイ・ムゥオダフスキ(チェロ)〕
【録音】
2012年12月11-17日 ブロツワフ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
LUTOSLAWSKI QUARTET / ルトスワフスキ四重奏団