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ミクローシュ・ロージャ(1907-1995):
【収録内容】
1-3. 協奏交響曲 - ヴァイオリンとチェロ、オーケストラのための Op. 29(1958)
1. I. Adagio non troppo lento
2. II. Tema and Andante con variazioni
3. III. Allegro con brio
4. ハンガリー風夜想曲 Op. 28
5. ラプソディ – チェロとオーケストラのための Op. 3(1929)
【演奏者】
ハリエット・クライフ (チェロ)…1-3、5
ニキータ・ボリソ=グレブスキー(ヴァイオリン)…1-3
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団
グレゴール・ビュール(指揮)
録音:2024年2月19-23日
Ludwigshafen, Philharmonie(ドイツ)
総収録時間:56分
ハンガリー出身のミクローシュ・ロージャのチェロ作品集。1929年の「ラプソディ」では当時ゲヴァントハウス管弦楽団の首席チェロ奏者クラウス・ミュンヒ=ホラントに助言を求め、魅力的なチェロ・パートが生まれました。作品はピエール・モントゥーの指揮で初演され好評を博しています。その後、ロージャはパリに移住し、作曲家として成功を収めましたが、少しずつ映画音楽作曲家としての手腕が認められ、1939年にはハリウッドに渡航、そのままアメリカに定住することとなります。ハリウッドでは17回のアカデミー賞ノミネートを受けるなど評価された彼は、コンサート音楽の作曲も続け様々な作品を生み出しました。1958年にグレゴール・ピアティゴルスキーとヤッシャ・ハイフェッツのためにヴァイオリンとチェロの二重協奏曲を作曲。ソリスト同士のバランス調整で苦労し、第2楽章の削除や改訂が繰り返され、ジャン・マルティノンが指揮するシカゴ交響楽団によって初演されたものの「長すぎる」と判断され、短縮版が出版されるなど紆余曲折を経た作品です。1963年には休暇先のローマ滞在中で「ハンガリー風夜想曲」を作曲。この作品は、ハンガリーの田舎の夜を表現したもので、1964年にオーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団によって初演されました。
ドヴォルザークやハイドンの協奏曲などで知られるハリエット・クライフの確かな技巧が作品を引き立たせています。ヴァイオリンのボリソ=グレブスキーは2007年に第13回チャイコフスキー国際コンクールで2位、2010年のジャン・シベリウス国際ヴァイオリン・コンクールで優勝した実力者です。
(ナクソス・ジャパン)
HARRIET KRIJGH / ハリエット・クライフ