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作品の革新的な書法と猟奇的な内容を際立たせた怪演!
貴重なステレオ録音を日本初CD化!
2018年最新リマスター!
指揮者、作曲家、理論家のルネ・レイボヴィッツ(1913~1972)はワルシャワの出身。5歳でヴァイオリンを学び、8歳で作曲を開始した神童でしたが、17歳の頃にベルリンで聴いたシェーンベルクの《月に憑かれたピエロ》が転機となり、この作曲家に師事するようになります。その後、作曲をラヴェルに、指揮法をモントゥーに学びました。1936年に指揮デビューしましたが、間もなく第二次大戦が勃発したため、作曲と理論書の執筆に集中。彼の著作《シェーンベルクとその楽派》(1946)、《十二音音楽入門》(1949)は有名です。1947年には指揮活動に復帰して新ウィーン楽派の作品を演奏、録音して、その紹介者として活躍しました。
1950年代後半にステレオ録音が開発されると、レイボヴィッツは一転してクラシックの名曲を大量に録音しました。とくに有名なのはロイヤル・フィルとのベートーヴェンの交響曲全集と、自らの編曲版によるムソルグスキーの《はげ山の一夜》ですが、実はそれ以前の1957~59年、ウエストミンスターに録音していたことを知る人は少ないのでないでしょうか。
彼は同レーベルにウィーン国立歌劇場管弦楽団とともに、《幻想交響曲》(初出品番:WST14046)、シューベルトの《グレイト》(同:WST14051)、《舞踏への勧誘》(ワルツ集)(同:WST14025)、モーツァルトのモテット集(同:WST205、シェルヘン指揮《レクイエム》2枚組の第4面)という4点のステレオLPを録音しました。これらのうち《グレイト》は日本未発売に終わり、残りの3点も長く廃盤の憂き目を見ていました。
日本初CD化となるこの《幻想交響曲》は1970年にキング・レコードから発売されて以来、48年振りの復活となります。オーケストラのアンサンブルは今日の水準には満たないかも知れませんが、彼の全てのパートに目を光らせる理性的な面と、内面から湧き上がる熱い血のせめぎ合いが、鮮明な録音により目に見えるように捉えられています。遅めのテンポと鮮烈な色彩でベルリオーズの筆致を細部まで追った演奏は、作品の革新的な書法と猟奇的な内容を際立たせています。
今回の復刻では、本国のアナログ・マスター・テープから最新で192kHz/24bit化された新規マスターを使用しました。以前の輸入盤の音質と比較して各段に鮮明に、音場も拡がっています。(資料提供:タワーレコード)
※日本初CD化、ステレオ録音
※本国のアナログ・マスター・テープからハイビット・ハイサンプリング(192kHz、24bit)音源をCDマスターに使用
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※解説:板倉重雄(新規序文解説)他、解説書合計6ページ
【収録内容】
エクトル・ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14
【演奏】
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
ルネ・レイボヴィッツ(指揮)
【録音】
1958年7月
【原盤】
WESTMINSTER
RENE LEIBOWITZ / ルネ・レイボヴィッツ