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2018年6月、16年間務めたベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者兼芸術監督の任を離れたサイモン・ラトル(2017年9月よりロンドン交響楽団音楽監督に就任)。
ラトルはバイエルン放送交響楽団ともしばしば共演を行い、既にCD化もされている2015年の「ラインの黄金」(演奏会形式)では、歌手たちを完全にコントロールしたラトルの明快な指揮と、バイエルン放送響のまろやかな響きが相俟って素晴らしいワーグナーを聴かせていました。
今回のアルバムは2018年1月にヘルクレスザールで行われた「大地の歌」をライヴ収録したもの。独唱を受け持つのはオーストラリア出身のヘルデン・テノールで国際的な評価を高めつつあるスチュアート・スケルトンと、抜群の歌唱力を誇るマグダレーナ・コジェナーの二人。この作品では、ワーグナーのような重厚な響きよりも、絶望感や自然への回帰、そして終楽章での諦念など内面的な感情移入が求められますが、マーラーを得意とするラトルは全てのモティーフを入念に歌わせ、晩年のマーラーが至った境地を精緻に描き出しています。 (資料提供:ナクソス・ジャパン)
★プロモーション動画★ https://www.youtube.com/watch?v=UYSA9pEBcCg
【収録内容】
マーラー(1860-1911):大地の歌
1.第1楽章:「大地の哀愁に寄せる酒の歌」
2.第2楽章:「秋に寂しき者」
3.第3楽章:「青春について」
4.第4楽章:「美について」
5.第5楽章:「春に酔える者」
6.第6楽章:「告別」
【演奏者】
マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)
スチュアート・スケルトン(テノール)
サイモン・ラトル(指揮)
バイエルン放送交響楽団
【録音】
2018年1月25-27日 ヘルクレスザール(ミュンヘン)におけるライヴ
SIMON RATTLE / サイモン・ラトル
イギリス出身の指揮者 (1955-)
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