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TOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE COLLECTION +plus
2019年9月に亡くなった名ソプラノ、ジェシー・ノーマン追悼盤。
PHILIPSレーベルから、追悼に相応しい珠玉のドイツもののアルバム3枚分を2枚組に集成
★歴史的なソプラノ歌手として1970年代半ばから世界的な活躍を続けてきたジェシー・ノーマンは、2019年の9月に74歳で亡くなりました。デビュー間もない旧EMIレーベルへの録音から70年代以降はPHILIPSやDGと契約し、名盤の数々を残してきたことはご存じの通りです。黒人霊歌やジャズも得意としており、歌曲や、特にオペラではソプラノ・ドラマティコとして圧倒的な声量と質を有していた、類稀な歌手でした。ソリストとしても多くの著名な指揮者と共演を行い、CD全盛時代においては欠かすことのできない存在であったと思います。彼女の活動と啓蒙に敬意を表し、今回の追悼盤では1975年にコリン・デイヴィスと共演したワーグナーと、1981年のマズアとのR.シュトラウスの歌曲集、そして再びデイヴィス指揮で1982年に録音を行なった「大地の歌」の3つのアルバムを2枚組に収めました。
既に深みのあるトリスタンの「愛の死」では、この後世界中を席巻する声質で圧倒され(後のテンシュテットとのEMI盤や1987年のDG盤、カラヤン&VPOとのライヴも凄いですが)、ヴェーゼンドンクの張りのある質感、そして「4つの最後の歌」と歌曲集ではデジタル録音初期のこの曲の決定盤とも言われた繊細で知的な解釈を披露、「大地の歌」に至ってはデイヴィスの振幅の大きいテンポ感と見事に呼応したスケールの大きい歌唱を聴かせてくれます。この「大地の歌」は、市場的には隠れた名盤ですが、このような深みのある陰鬱さや、知的な解釈の境地、そして完璧なまでにコントロールされた表現力やスケールの大きさは唯一と言ってよく、もっと評価されるべき演奏でしょう。
今回の復刻では、アナログ録音に関しては本国のオリジナル・アナログ・マスターテープに遡り、新規でハイビット・ハイマスタリング(192kHz/24bit)によるデジタル化を行いました。瑞々しい音質は必聴です。解説書は山田治夫氏による新規序文解説を掲載し、歌詞対訳含め32ページの分量となりました。また、オリジナル・ジャケット・デザインを採用しています。 (タワーレコード)
※歌詞対訳付
※本国オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(192kHz、24bit)音源をCDマスターに使用(1,2)。3-5はデジタル録音
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット内に他のジャケットも掲載)
※解説:山田治生氏(新規序文解説)他、作品解説含む解説書合計32ページ
【収録内容】
[CD1]
1. リヒャルト・ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》より 前奏曲と愛の死、
2. リヒャルト・ワーグナー:ヴェーゼンドンクの5つの歌、
3. リヒャルト・シュトラウス:4つの最後の歌、
4. リヒャルト・シュトラウス:オーケストラ伴奏による歌曲集
ツェツィーリエ 作品27の2、 あすの朝 作品27の4、 子守歌 作品41の1
[CD2]
(CD1より続き)憩え、わが魂 作品27の1、 わが子へ 作品37の3、 献身 作品10の1
5. グスタフ・マーラー:交響曲《大地の歌》
【演奏者】
ジェシー・ノーマン(ソプラノ)
ジョン・ヴィッカース(テノール)(5)
ロンドン交響楽団(1,2,5)、
サー・コリン・デイヴィス(指揮)(1,2,5)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(3,4)
クルト・マズア(指揮)(3,4)
【録音】
1975年2月21日-23日 (Wagner), 1981年3月15日-18日 (Mahler) ロンドン、ウェンブリー・タウンホール
1982年6月1日-4日 (R. Strauss) ライプツィヒ、パウル・ゲルハルト教会
【原盤】Philips
【First LP Release】9500 031 (Wagner), 6514 322 (R. Strauss), 6514 112 (Mahler)
JESSYE NORMAN / ジェシー・ノーマン
アメリカのソプラノ歌手