シューマン & グリーグ: ピアノ協奏曲 (SACD)

LONDON SYMPHONY ORCHESTRA ロンドン交響楽団

限定生産・SACDハイブリッド盤

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レーベル
エソテリック (ESOTERIC)
国(Country)
JPN
フォーマット
SACD
規格番号
ESSD-90228
通販番号
CL-1008177312
発売日
2020年09月15日
EAN
4907034223459

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商品詳細情報

ESOTERIC特約店のみの限定販売

限定生産・SACDハイブリッド盤

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頭脳明晰なブレンデルのシューマン、抒情を極めたルプーのグリーグ
アナログ時代全盛期にロンドンで録音された協奏曲の銘品2曲を豪華にカップリング。
※当アルバムは、ブレンデルのシューマン初出時のジャケットを流用しておりますが、記載されているウェーバーのコンツェルトシュトゥックは収録しておりませんので、あらかじめご了承ください。 


▲A.ブレンデルとC.アバド


▲ラドゥ・ルプー

■エソテリックならではのこだわりの Super Audio CDハイブリッド・ソフト
オリジナル・マスター・サウンドへの飽くことなきこだわりと、Super Audio CD ハイブリッド化による圧倒 的な音質向上で高い評価をいただいているエソテリックによる名盤復刻シリーズ。発売以来決定的名 盤と評価され、現代にいたるまで、カタログから消えたことのない名盤をオリジナル・マスターから DSD マスタリングし、世界初の Super Audio CD ハイブリッド化を実現してきました。当アルバムは、アナログ 時代全盛期の1970年代にロンドンで録音された人気協奏曲 2曲を1枚にカップリングしたものです。

■LP時代の定番、シューマン+グリーグをこれまでなかった組み合わせで
シューマンとグリーグのピアノ協奏曲のカップリングは、モノラル時代のリパッティ盤以来ベートーヴェン「運命」とシューベルト「未完成」、メンデルスゾーンとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲などと同様に、アナログLP時代の定番の組み合わせでした。同じイ短調という調性、一度聴けば忘れられない 印象的な冒頭部分、3 楽章構成、そして 3 つの楽章の時間配分など共通する要素が多々あるのみな らず、それぞれの曲の約 30 分という演奏時間も LP 片面の収録時間の限界値であり、LP両面のスペースを目いっぱい使い尽くしてカッティングするというお得感もあったと思われます。今回当シリーズで発売されるアルバムは、アナログ時代にロンドンでロンドン交響楽団と録音された名演・名録音という共通項を持ちながらも、ピアニスト/指揮者も、当初の発売レーベルも異なる 2 曲が組み合わされているところに大きなポイントがございます。

■知性派ブレンデルの躍進 
2008年に引退するまで、20世紀後半から 21世紀初頭にかけて、みずみずしく格調高 い表現を聴かせる正統派の巨匠として知ら れた、チェコ生まれのピアニスト、アルフレッド・ブレンデル(1931年生まれ)。バッハから シェーンベルクに至る幅広いレパートリーを 持っていたブレンデルはそのキャリア初期か らレコーディングに積極的で、すでに1960年代からアメリカのヴォックスやヴァンガード・ レーベルに数多くの名盤を残していますが、その名が真の意味で世界的に知られるようになったのは、1970 年に専属契約を結んだ フィリップス・レーベルへのレコーディングを通じてでした。1969 年にブレンデルがウィーンからロンドンに移ったのと期を一つにするように、1970年に開始されたフィリップスへのレコーディングは、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の再録音を皮切りに、マリナー指揮アカデミー室内管とのモーツァルトのピアノ協奏曲全集(1970年~84年)、シューベルトのピアノ作品集(1971年~74年)、ハイティンク指揮ロンドン・フィルとのベートーヴェンの ピアノ協奏曲全集(1975 年~77 年)など、作曲家ごとの大規模なチクルス録音を並行して展開させ、 その知性あふれる新鮮な演奏解釈と当時のフィリップス・レーベルならではの明晰なサウンドが相俟っ て、絶大な評価を受けるようになりました。

■ブレンデル 1970年代の総決算
ブレンデルの 1970年代の充実ぶりをまとめ上げるかのように、1979年に録音されたのがこのシュー マンのピアノ協奏曲です。この作品は、どちらかというとロマンティックで情熱的なアプローチによる録 音が主流でそういう傾向の演奏こそが評価されていましたが、このブレンデル盤は、極めて緻密な読 譜によって一つ一つの音符や表情を考察しなおし、作品全体の独自の構成感を冷静に見渡すことで、 作品の全く新しい姿を明らかにした演奏でした。当時頭角を現していた若手指揮者の中のリーダー格 で、ちょうどロンドン響の首席指揮者に就任する直前だったクラウディオ・アバド(1933-2014)にとって フィリップス・レーベルへの初録音となったことも、大きな話題をまきました。特に、もともと単一楽章の 幻想曲として構想された由来もあって複雑な構造を持つ第 1 楽章や、唐突な楽想の変化が多い第 3 楽章における、明晰なテンポ配分や表情付けは、ロマン派の垢にまみれていた感のあるこの作品のイ メージを一新するほどの新鮮さで、日本では 1980 年度の音楽之友社「レコード・アカデミー賞」を受賞 しています。

■リリシズムを極めた個性派ラドゥ・ルプー
ルーマニア出身のラドゥ・ルプー(1945 年生まれ)はブレンデルよりも一世代若いピアニストですが、 1966年のクライバーン、1967年のエネスコ、そして1969年のリーズと国際コンクールを次々と制覇した ことで一躍その名を世界に轟かせました。リーズ優勝の縁もあって、ロンドンを本拠に世界的な演奏活 動に入ったルプーは、「千人に一人のリリシスト」というニックネームで知られるように、その豊かな抒情 的資質に基づく極めて個性的な演奏スタイルが身上であり、透き通るようにデリケートで繊細な美音と、 耽美的とも思えるほどロマンティックでありながら決して感情に溺れてしまわない芯の通った表現力を 備えていました。

■共感溢れる共演者を得たグリーグ
ルプーは故国のレコード・レーベルであるエレクトレコードから1960年代末に2枚のアルバムを発表した後、1970年にはデッカと契約を結び、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を皮切りに、 本格的な録音活動を開始しています。グリーグのピアノ協奏曲はルプーにとってデッカへの2枚 目の録音となったもので、当時ロンドン交響楽団の首席指揮者として絶大な人気を博していたアンドレ・プレヴィン(1929-2019)と共演しています (グリーグは、もともと同じ組み合わせでのシュー マンのピアノ協奏曲とカップリングされて発売さ れていました)。プレヴィン指揮するロンドン交響楽団の共感溢れるバックアップを得て、ルプーは、瑞々しい美音を駆使した、多感でナイーブなほどの語り口で作品に込められた以上の抒情を紡 ぎだしています。華麗な名技にも不足はなく、第 1 楽章のカデンツァのパワフルな語り口は、世界的なコンクール覇者の名残ともいえましょう。ルプーは1993年のシューマンの《フモレスケ》と《クライスレリアーナ》をもってソロ録音をやめ、2019年には演奏活動そのものから引退してしまいました。それだけに、このグリーグの復活は、ルプー若き日の個性的なピアニズムを思い起こすよすがとなりましょう。 
 
■2つの録音会場、2つのレーベルの録音ポリシーの差異も
これら2曲の録音はそれぞれ異なる会場で行われています。ブレンデルの録音会場は、ホール名のクレジットはないものの、ロンドン郊外のベッドタウンともいうべきワトフォードにあるタウン・ホール(ワトフォード・コロシアムという名でも呼ばれています)。一方ルプーのグリーグの録音会場は、アナログ時代には万能の名ホールと謳われ、数多くの名盤が制作されながらも 1998年に解体されてしまったキングスウェイ・ホールです。いずれもイギリスでは音響効果の優れた録音場所として著名で、このアルバ ムの 2曲もフィリップスとデッカというそれぞれのレーベルの個性を感じさせる音作りが貫かれており、 その違いを 1枚で聴き比べることができるのも今回のハイブリッド盤のポイントといえましょう。ルプーのグリーグは 2004年にハイブリッドディスクとして発売されていますが、ブレンデルの方は今回が初めての DSDリマスタリングとなります。今回の Super Audio CDハイブリッド化に当たっては、これまで同様、 使用するマスターテープの選定から、最終的な DSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作 業が行われています。特に DSDマスタリングにあたっては、DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターとに、入念に調整された ESOTERICの最高級機材を投入、また MEXCELケーブルを惜し げもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。 (エソテリック株式会社)

【収録内容】
ローベルト・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
1. 第1楽章:アレグロ・アフェットゥオーソ
2. 第2楽章:インテルメッツォ(アンダンテ・グラツィオーソ)-(アタッカ)
3. 第3楽章:アレグロ・ヴィヴァーチェ

【演奏者】
アルフレッド・ブレンデル(ピアノ)
ロンドン交響楽団
指揮:クラウディオ・アバド

エドヴァルド・グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 作品16
4. 第1楽章:アレグロ・モルト・モデラート
5. 第2楽章:アダージョ
6. 第3楽章:アレグロ・モデラート・モルト・エ・マルカート

【演奏者】
ラドゥ・ルプー(ピアノ)
ロンドン交響楽団
指揮:アンドレ・プレヴィン

【録音】
1979年6月13日&14日、ロンドン、ワトフォード(シューマン)     
1973年1月、ロンドン、キングスウェイ・ホール(グリーグ)

[初出] 
シューマン PHILIPS 9500 677(1980 年)
グリーグ DECCA SXL 6624(1973 年)
[日本盤初出]
シューマン フィリップス 25PC68 (1980 年 8 月 25 日)
グリーグ ロンドン SLC2363 (1974 年 3 月 25 日)

[オリジナル・レコーディング]
◎シューマン 
[レコーディング・プロデューサー]フォルカー・シュトラウス
[レコーディング・エンジニア]フォルカー・シュトラウス
◎グリーグ
[レコーディング・プロデューサー]マイケル・ウールコック
[レコーディング・エンジニア]フィリップ・ウェイド 

 [Super Audio CD プロデューサー]大間知基彰(エソテリック株式会社)
[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア] 東野真哉(JVC マスタリングセンター(代官山スタジオ))
[オーサリング] 藤田厚夫(有限会社エフ)
[解説] 諸石幸生 柴田龍一
[企画・販売] エソテリック株式会社 [企画・協力] 東京電化株式会社