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★トリフォノフとゲルギエフのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番が遂にLP化。 2011年に行われた第14回チャイコフスキー国際コンクール、ピアノ部門優勝のダニール・トリフォノフは1991年生まれ、グネシン音楽学校でタチヤナ・ゼリクマン(リフシッツやコブリンを育てた名伯楽)に師事。現在21歳の若さながら、2010年の第16回ショパン国際コンクール第3位、2011年のルビンシュタイン国際コンクール優勝、そして同年第14回チャイコフスキー国際コンクール優勝という輝かしい経歴を誇る天才。かのアルゲリッチが「彼の手から生み出されるテクニックは信じ難いものです。そして彼のタッチ。柔らかさに悪魔性もはらみ、私はかつてこのようなものを聴いたことがありません」と絶賛。アルゲリッチのみならず、ゲルギエフも彼を絶賛。 ショパン作品を得意とするトリフォノフのスタイルは繊細極まる「ピアノの詩人」ですが、ロシア・ピアニズムの系譜らしいぞっとするような超絶技巧も示します。チャイコフスキーの協奏曲はまさにピッタリで、鳥肌が立つほど興奮をさせられます。また得意のショパンの『舟歌』もデリケート極まりなく絶品。さらにリスト編曲の歌曲編曲では、トリフォノフならではの美しいタッチと歌心に酔わされますが、リスト特有の豪快な技巧も爽快。LPでは、トリフォノフのタッチが細部まで表現され,さらにLPだけの特別トラックとしてムソルグスキーのゴパックも収録。 [A面(20'52)]第1楽章:アレグロ・ノン・トロッポ・エ・モルト・マエストーソ~アレグロ・コン・スピリート [B面(13'38)]第2楽章:アンダンティーノ・センプリーチェ,第3楽章:アレグロ・コン・フォーコ [C面(19'42)]チャイコフスキー:少しショパン風に Op.72-15,ショパン:舟歌 Op.60,シューベルト/リスト編:魔王,シューベルト/リスト編:春の思い [D面(16'13)]シューベルト/リスト編:ます,シューベルト/リスト編:水の上で歌う,シューベルト/リスト編:町,シューマン/リスト編:献呈 [ボーナス]ムソルグスキー:ゴパックダニール・トリフォノフ(ピアノ) マリインスキー劇場管弦楽団* ワレリー・ゲルギエフ(指揮)* 録音:2011年10月25日&12月30日*、2011年10月26日&2012年1月24日、4月12日、サンクト・ペテルブルク、マリインスキー・コンサート・ホール
DANIIL TRIFONOV / ダニール・トリフォノフ
ロシアのピアニスト