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★ジーナ・バッカウアー(1913-1976)はギリシャ出身の女性ピアニスト。現在その名はピアノの国際コンクールを思い出させますが、生前は非常な人気を誇るスターでした。 女性ながら、極限の技巧と体力が要求されるブラームスのピアノ協奏曲第2番を十八番とし、誰にも真似のできない見事な演奏で評判となりました。ここでは彼女が49歳の時にスクロヴァチェフスキ指揮ロンドン交響楽団と共演した貴重な記録が収録されています。スクロヴァチェフスキとの演奏は、同じ時に録音されたベートーヴェンの「皇帝」も堪能できます。夫君アレック・シャーマンと共演したサン=サーンスやフォーレも絶品。 また、1961年のプロムス最終夜に演奏されたグリーグの協奏曲も聴衆の熱気が伝わる貴重なライヴで、バッカウアーの人気ぶりがうかがえます。
★貴重なのが1949年にバッカウアーが最初に行った商業レコーディング。ブゾーニ編曲のバッハをはじめ、リスト作品も若々しく切れ味抜群のテクニックで披露しています。 (資料提供:キングインターナショナル)
【収録内容】ジーナ・バッカウアー レア・レコーディング集
[Disc1] 66' 05"
[1]グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
[2]ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
[Disc2] 75' 13"
[1]モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
[2]同:ピアノ協奏曲第26番ニ長調「戴冠式」K.537
[3]J.S.バッハ(ブゾーニ編):トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564
[Disc3] 71' 01"
[1]サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22
[2]フォーレ:ピアノと管弦楽のためのバラードOp.19
[3]ラヴェル:夜のガスパール
[4]ドビュッシー:ピアノのために
[Disc4] 74' 59"
[1]ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
[2]リスト:葬送~詩的で宗教的な調べ
[3]同:ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調
[4]同(ブゾーニ編):スペイン狂詩曲
【演奏者】
ジーナ・バッカウアー(ピアノ)
[Disc1]ベイジル・キャメロン(指揮)BBC交響楽団[1]、スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)ロンドン交響楽団[2],録音:1961年9月16日(ライヴ)[1]、1962年7月[2]
[Disc2]アレック・シャーマン(指揮)ザ・ロンドン・オーケストラ[1,2],録音:1955年[1]、1951年(モノ)[2]、1949年(モノ)[3]
[Disc3]アレック・シャーマン(指揮)ザ・ロンドン・オーケストラ[1,2],録音:1955年[1,2]、1954年[3,4]
[Disc4]スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)ロンドン交響楽団[1]、アレック・シャーマン(指揮)ザ・ロンドン・オーケストラ[4],録音:1962年7月[1]、1949年(モノ)[2,3]、1951年(モノ)[4]
GINA BACHAUER / ジーナ・バッカウアー