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★ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第21代カペルマイスターに就任したアンドリス・ネルソンスの2018年2月に行われた就任記念コンサートの模様を収録したブルーレイとDVDが発売されます。 冒頭は、1960年生まれのドイツのピアニストで作曲家シュテッフェン・シュライエルマッハーによる「オーケストラのためのレリーフ」。これは、ゲヴァントハウス管とボストン交響楽団による委嘱作品として世界初演されました。ネルソンスは現在、ボストン交響楽団の首席指揮者でもあり、共同委嘱作品については同時期に発表された両オーケストラのパートナーシップ制度によるもの。このパートナーシップには、この共同委嘱作品以外にも団員同士の交流や相手都市への演奏旅行や教育的プログラムなど多岐にわたります。両者の協力関係から素晴らしい音楽を生むきっかけとなる新たな試みとなるでしょう。
そして続くのは、ネルソンスと同郷のヴァイオリニスト、バイバ・スクリデをソリストに迎えた20世紀を代表する名作ベルクのヴァイオリン協奏曲。この作品は、ベルクが1935年、アルマ・マーラーの娘マノンの死に捧げた作品。12音技法で書かれた最初のヴァイオリン協奏曲ですが、高度な技術や知性はもちろん耽美的な音楽で演奏機会も多い作品です。バイバ・スクリデの詩情豊か音、キレのあるテクニックは圧巻です。 そしてメイン・プログラムは、メンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」。ゲヴァントハウス管のカペルマイスターを務めたメンデルスゾーンは楽団にとっても重要な作曲家。さらにこの「スコットランド」も1842年メンデルスゾーンの指揮によってゲヴァントハウス管で初演された縁のある作品で、ネルソンスが就任コンサートで選んだことも頷けます。これまでの錚々たるカペルマイスターたちに勝るとも劣らない巨匠の風格漂わせる演奏を聴かせてくれます。 (資料提供:キングインターナショナル)
【収録内容】
[1] シュテッフェン・シュライエルマッハー(1960-):オーケストラのためのレリーフ(世界初演、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とボストン交響楽団による委嘱作品)
[2] ベルク:ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」
[3]メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調Op.56「スコットランド」
【演奏者】
バイバ・スクリデ(ヴァイオリン[2])
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
アンドリス・ネルソンス(指揮)
収録:2018年2月22、23日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
映像監督:ウテ・フォイデル,プロデューサー:パウル・シュマツニー
ANDRIS NELSONS / アンドリス・ネルソンス
ラトヴィア出身の指揮者 (1978-)
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