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★白熱の爆演を繰り出す名指揮者アーベントロート。その強烈ぶりとは裏腹に、彼は楽団員からの尊敬を一身に集め、地元市民からも非常に愛されたユニークな人物でした。その独自の音楽世界をとくとお楽しみください。音質に定評あるTAHRA盤を基に新リマスタリングを施し、日本語解説も付いた1枚です。
★当演奏は宇野功芳氏が絶賛した大名演。ライナーノートは氏の解説付きです。『第九』を偏愛し数種の録音を残しているアーベントロートですが、氏はこの1950年大晦日公演をベストワンとし、フルトヴェングラーが「ドラマティック」なら、アーベントロートは「大暴れ」であり「なりふり構わぬ『第九』」であると評しています。思い切りの良さ、流動するテンポ、時に荒々しいまでの凄味、そして激遅の第3楽章!あふれ出る歌の洪水はワルターもかくや。第4楽章では大時代的なスタイルが爆発、コーラスも戦前ドイツの唱法がまだ残っている稀な例であると氏は語ります。強烈なベートーヴェンをご堪能あれ (資料提供:キングインターナショナル)
【収録内容】
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調『合唱』 Op.125
【演奏者】
ティッラ・ブリーム(ソプラノ)
ディアナ・オイストラーティ(アルト)
ルートヴィヒ・ズートハウス(テノール)
カール・パウル(バス)
ヘルマン・アーベントロート(指揮) ベルリン放送交響楽団、ベルリン国立歌劇場合唱団
録音:1950年12月31日/ベルリン、放送局ホール1(ライヴ、モノラル)
HERMANN ABENDROTH / ヘルマン・アーベントロート