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★モントゥー(1875-1964)はその偉大なキャリアの中で、ベルリン・フィルを指揮したのはたった2回でした。1933年と1960年の2度の共演の、後者の貴重な記録です。 ★ヴァイオリン協奏曲では、パリでかの有名なジョルジョ・エネスコに師事、モントゥーの指揮法のクラスにも参加したことのあるミシェル・シュヴァルベがソロを務めています。シュヴァルベは1957年にカラヤンの招きでコンサートマスターに就任した、大変に厳しい教師としても名高いヴァイオリン奏者で、ここでは圧巻の技巧と演奏を披露。 「名人サラサーテに献呈された最も高度な技術を要する作品を驚くほどの輝きと華麗さで表現した」(ハインツ・ヨアヒム、ディー・ヴェルト紙) 「驚くべき精密さと、深くみずみずしいG線の音色、細部まで微妙な表現で、非常に価値あるものとした」(ウェルナー・オールマン、タゲスピーゲル紙) ★1911年にモントゥーが世界初演した「ペトルーシュカ」。当時誰よりもストラヴィンスキーを知り尽くしていたのはモントゥーだったと思わされる迫真の演奏。パワフルで、機能性も満点のベルリン・フィルを相手に色彩感にあふれた初演版で演奏しております。 「新鮮で熱意に満ちていた時代をここに再現してみせた」(ハインツ・ヨアヒム、ディー・ヴェルト紙) 「彼の音楽からほとばしる生命の磁力に抗える人はいない。・・ベルリン・フィルも最上の緊張感と配慮をもって演奏にあたった。・・心躍るような喜びを紡ぎだす傑作の音が満ちていた」(デル・ターグ紙) (資料提供:キングインターナショナル) 【収録内容】[CD1]ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番 Op.72a、R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュビーゲルの愉快ないたずら」Op.28 [CD2]サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調 Op.61*、ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ(1911年版) 【演奏者】ピエール・モントゥー(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ミシェル・シュヴァルベ(ヴァイオリン)*、録音(放送日):1960年10月6、7日 ベルリン音楽院(ライヴ)(MONO)
PIERRE MONTEUX / ピエール・モントゥー