LEGENDARY SOVIET PIANISTS

VARIOUS ARTISTS (CLASSIC) オムニバス (CLASSIC)

歴史的放送音源からのCD化

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2,915円(税込)

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レーベル
MELOCLASSIC
国(Country)
IMPORT
フォーマット
CD
組数
2
規格番号
MC1049
通販番号
DIN201216-013
発売日
2020年12月18日
EAN
0791154050613
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商品詳細情報

歴史的放送音源からのCD化・meloCLASSIC
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簡易型紙ケース収納(DIGIPAKではございません)


★ソ連のピアニスト好きのみならずピアノが好きな人たちに全員にたまらない2CD。
モスクワ音楽院の門下生である4人のピアニストが東ドイツで行った録音が収録されている。
圧巻はニーナ・エメリヤノヴァ(1912―1998)。彼女は、1915年生まれのスヴャトスラフ・リヒテル、1916年生まれのエミール・ギレリスと並んでソ連の1910年代生まれのピアニストを代表する一人だが、極めて卓越したピアニストでありながら国際的活躍をせず、録音もほとんど知られておらず、専ら名教師(母校モスクワ音楽院の教授を長年務めた)としてばかり知られていた。したがってこのベルリンでのラフマニノフのピアノ協奏曲第3番の録音は大変貴重。ややピアノの遠い録音でも彼女の高度な技術と女性的な情熱溢れる強い表現意欲が良く伝わってくる。伴奏が巨匠ヘルマン・アーベントロートというのがまた凄い。

タチアナ・ゴルドファルブ(1914―1964)も強烈だ。ウクライナのオデッサ生まれ。モスクワでゲンリフ・ネイガウスに学び大きな影響を受けた。1937年のショパン・コンクールで第9位入賞。しかし程なくして第二次世界大戦が勃発。戦後も西側に出ることはなかった。1958年からジョージア(グルジア)のトビリシ音楽院で指導にあたり、さらに49歳の若さで亡くなってしまったため、幻の名ピアニストになってしまった。この1955年のチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番は実にスリリング。これぞソ連のピアニストと言うべき強靭なゴルドファルブのピアノが、じっくり腰を据えたフランツ・コンヴィチュニー指揮のオーケストラと何度もぶつかり合う。こうした競争タイプの協奏曲も実に楽しい。そしてこの録音を聞くだけでゴルドファルブの名前は確実に頭に刻み込まれるだろう。

レフ・オボーリンとタチアナ・ニコラーエワについては多くを語る必要はないだろう。オボーリンがヘルベルト・ケーゲルと共演したベートーヴェンの皇帝協奏曲、ニコラーエワがオトマール・スウィトナー指揮のシュターツカペレ・ドレスデンと共演したモーツァルトのピアノ協奏曲第22番は、どちらもそれぞれだけで大きな話題にとなるお宝音源だ。   (資料提供:東武ランドシステム)

【収録内容】
[CD1]
(1)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30
ニーナ・エメリヤノヴァ(ピアノ)
ヘルマン・アーベントロート(指揮)
ベルリン放送交響楽団
1953年11月15日 東ベルリン 放送用スタジオ録音

(2)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23
タチアナ・ゴルドファルブ(ピアノ)
フランツ・コンヴィチュニー(指揮)
ベルリン放送交響楽団
1955年4月21日 東ベルリン 放送用スタジオ録音

[CD2]
(3)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 Op.73 変ホ長調 「皇帝」
レフ・オボーリン(ピアノ)
ヘルベルト・ケーゲル(指揮)
ベルリン放送交響楽団
1960年10月23日 東ベルリン 放送用スタジオ録音

(4)モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K.482
タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ)
オトマール・スウィトナー(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
1960年10月30日 ドレスデン 放送用スタジオ録音

以上、すべてモノラル音源