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ショスタコーヴィチ:歌曲全集 VOL.2 - 晩年の作品
数々の称号を並べ立てたあとショスタコーヴィチのドイツ語音名象徴「DSCH」(レ・ミ#・ド・シ)が作曲者の名と共に響き渡る「自作全集のための序文」は、短いながらもショスタコーヴィチのニヒリズムが凝縮されており、聴くたびに戦慄さえ憶える。そのニヒリズムは、雑誌に掲載された読者のしょうもない投稿すらテキストにしてしまい、真面目な歌曲を装った「クロコディール」にもじゅうぶんすぎるほど反映されている。
病を得て不遇のうちに死んだブローク、自死したツヴェターエヴァの詩、そしてドストエフスキーの「悪霊」の登場人物のことばを歌曲にしているあたり、さまざまな困難を乗り越えながら死を意識し続けたショスタコーヴィチの後半生を象徴しているようで興味深い。付けられた音楽のグロテスクさも彼ならではと言える。
【収録内容】
[1] 自作全集のための序文 OP.123
[2] 「クロコディール」誌による5つのロマンス OP.121
[3] A.ブロークによる7つの詩 OP.127
[4] マリーナ・ツヴェターエヴァによる6つの詩 OP.143
[5] レビャートキン大尉による4つの詩 OP.146
【演奏者】
フョードル・クズネツォフ(バス)[1,2,5]
ヴィクトリア・エフトーディエヴァ(ソプラノ)[3]
リューボフ・ソコロヴァ(メゾ・ソプラノ)[4]
リディヤ・コヴァレンコ(ヴァイオリン)[3]
イリーナ・モロキナ(チェロ)[3]
ユーリ・セーロフ(ピアノ)
VARIOUS ARTISTS (CLASSIC) / オムニバス (CLASSIC)