クラシックWEB 2016年11月度チャート

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2016.12.06

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クラシックWEB通販での2016年11月度チャート(上位10タイトル)を発表致します。

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★第1位 スヴャトスラフ・リヒテル / バッハ:平均律クラヴィーア曲集(全曲) [輸入盤・限定生産アナログレコード6枚組] [EURODISC]
20世紀最大のピアニストのひとりであるリヒテルは膨大なレパートリーを持っていましたが、とりわけバッハは生涯に渡って採り上げ、愛奏していました。「平均律」も何度か録音していますが、全曲をスタジオ収録したのはこのオイロディスク盤が唯一です。名盤として広く知られ、CD時代になってからも何度も再発売されてきたこの録音が、オリジナルの仕様でついに復刻。2009年にドイツ・ソニーでソノプレスのエンジニア高橋幸夫氏によってリマスターされた音源で、これは現在に至るまで国内盤としては発売されていないものです。

★第2位 ヘルベルト・フォン・カラヤン & ベルリン・フィル / パッヘルベルのカノン [輸入盤・限定生産アナログレコード] [DGG]
その生涯に膨大なディスコグラフィを築いたカラヤンは、編成を拡大した形でバロック期や古典派の音楽も積極的に録音しました。これはその最後期にあたる1983年のデジタル録音で、'70年代の隙の無いアンサンブルと比べると若干手綱を緩めた感じですが、その分リラックスして聴くことができます。

★第3位 ヘルベルト・フォン・カラヤン & ベルリン・フィル / チャイコフスキー:交響曲第5番 [輸入盤・限定生産アナログレコード] [DGG]
カラヤン'70年代の代表的な名録音。カラヤン絶頂期のチャイコフスキーで、交響曲第5番はこれが4度目の録音となりました。色彩豊かでありながら幾分暗めのシャープで力強いサウンド。緊張感が途切れることなく、美しい演奏を展開しています。

★第4位 チョン・キョンファ / シベリウス & チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 [限定生産アナログレコード2枚組] [SPECTRUM SOUND]
「このシベリウスは何かに取り憑かれたと言うべきか、ちょっと言葉では補えないような凄まじさをはらんでいる。それは、第1楽章の弾き始めで明らかである。こんなに強く、心の底から何かを訴えるような歌わせ方は、全く類例がない。第 楽章も、その桁外れな集中力は圧倒的で、第3 楽章はもはや、完全に言葉を失ってしまう。(中略)チャイコフスキーはライヴゆえに、全体の流れにより自由な空気が感じられ、やはり聴いて良かったと思わせる素晴ら
しい内容だ。」(平林直哉;ライナーノーツより)


★第5位 ジョン・フィリップ・スーザ / 吹奏楽録音集 [国内盤CD] [KK-Ushi]
「マーチ王」と呼ばれた作曲家スーザが、自作曲を含む吹奏楽作品を指揮して収録した100年前のアコースティック録音から1920年代~’30年代の電気録音までをCD化。「蘇刻」で評価の高い村岡輝雄氏によって生々しい音でよみがえったスーザの世界をお楽しみください。

★第6位 イヴォンヌ・ルフェビュール / 大全集 [輸入盤CD・24枚組] [SOLSTICE]
仏SOLSTICEが、かつて自社で発売していたタイトルを含めた、フランスの名女流ルフェビュールの音源を集成したボックスです。世界300セット限定生産となっておりますので、完売の際は何卒ご容赦ください。


★第7位 ヘルベルト・フォン・カラヤン & ベルリン・フィル / パッヘルベルのカノン [輸入盤・限定生産アナログレコード2枚組] [DGG]
カラヤンが1987年にウィーン・フィルのニューイヤーコンサートに登場した際のライヴ録音がアナログ盤で復刻。当時は長年共演してきたベルリン・フィルとの関係に暗雲が立ち込めていましたが、ここでのカラヤンはそのような雰囲気は全く感じさせません。ウィーン・フィルを「私の恋人」と公言して憚らなかったほど良好な関係が、演奏からもよくわかります。この前後はウィーン・フィルとの録音が増え、生涯最後の録音もウィーン・フィルとおこなうことになるのです。

★第8位 ドミトリー・シシュキン / ショパン・コンクール2015 [輸入盤CD] [NIFC]
2015年のショパン・コンクールでファイナリストに残ったロシア出身のシシュキンの演奏をライヴ収録したアルバムです。惜しくも入賞は逃したものの、審査員や聴衆から高い評価を得ました。

★第9位 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ / ベルン・リサイタル1975 [輸入盤CD / 日本語解説付き] [WEITBLICK]
ミケランジェリのライヴ録音と言えば、かつては劣悪な音質のものしか出回っていませんでしたが、彼の死後、各地の放送局が収録していたステレオ音源が遺族の承認を得て続々とリリースされ、ファンにとっては喜ばしい状況が続いています。このアルバムはスイスのベルンで開催されたリサイタルのライヴです。輸入盤ながら日本語の解説も付いているのがポイントです。


★第10位 松岡三恵 / リサイタル [国内盤CD]  [ゼール音楽事務所]
7月発売の商品が、10月に続いてチャートインしました。新聞などで紹介され、たくさんのご注文を頂いています。名教師として知る人ぞ知る存在だったピアニストの松岡三恵が1986年におこなったリサイタル直後のスタジオ録音で、これが初めてのCD化です。