ベルトラン・シャマユ、レター(ズ)・トゥ・エリック・サティ【LP】

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2023.09.22

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ベルトラン・シャマユによるこのアルバム『Letter(s) to Erik Satie』では、1866年ノルマンディー生まれのエリック・サティ、そして1912年ロサンゼルス生まれのジョン・ケージという、特異で、革新的で、影響力のある2人の作曲家に敬意を表しています。2人の間には密接な関係があるといわれ、ケージはサティをインスピレーションの源と考えていたようです。アルバムは、ジョン・ケージが公案(禅問答で用いられる正解のない謎)として弟子であるジェームズ・テニーに密かに贈った遺品の中から発見された「エリック・サティのための小石の全面」から始まります。サティの「ジムノペディ」や「グノシエンヌ」などがこのアルバムの主軸となっており、ジョン・ケージの作品と共存しながら、まったく違和感無く、互いに深い愛情を抱きあうように展開していきます。