アタウルフォ・アルヘンタ / エンリケ・ホルダ、デッカ・マスターズ 【CD】

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2026.02.17

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スペインで最初に国際的に評価された二人の指揮者によるデッカ録音を集大成 CD20枚組ボックス・セット
初CD化となる録音多数

アタウルフォ・アルヘンタとエンリケ・ホルダ、スペインの二人の巨匠がデッカに行った録音がまとめられて発売されます。CD20枚組ボックス・セット。限定盤。

第二次世界大戦後の1940年代、デッカは革新的な新録音技術「ffrr」を開発した時に名だたるアーティストによる録音を行い、その一人が指揮者のエンリケ・ホルダでした。そして数年後にLPという画期的なフォーマットを採用した時にその高音質と利便性を伝えるために行った録音がジュネーヴでのエルネスト・アンセルメと、彼にスイス・ロマンド管弦楽団指揮者の後継者と目されていた若きアタウルフォ・アルヘンタでした。このセットにはホルダがSP時代に残したすべての録音に初めてデジタル・リマスターが施され、すべてのLP録音とともに収録されています。初CD化となる録音が多数含まれています。

1911年生まれのホルダと、1913年生まれのアルヘンタは、国際的な評価を獲得した最初期のスペイン人指揮者でした。ロマン派と20世紀のレパートリーで評価を確立し、その成果はこれらの録音に刻み込まれています。彼らはファリャ、アルベニス、トゥリーナ、ロドリーゴなどスペイン管弦楽作品で高く評価されていましたが、フランスやドイツのレパートリーでも同様の評価が得られることを望んでいました。
ここで聴くことのできるアルヘンタによるリストの『ファウスト』交響曲やシューベルトの第9番『ザ・グレイト』、ホルダによるハイドンの交響曲第88番やモーツァルトの『リンツ』交響曲では、彼らがそれらにスペイン的感性をもたらしていることがはっきりとわかります。そして両指揮者がそれぞれ録音したファリャの『スペインの庭の夜』はどちらも決定的な録音で、そのアプローチの違いを比較することもできます。
アルヘンタはわずか44歳で急逝し、ホルダは最終的にはサンフランシスコ交響楽団の音楽監督として不運な任期を迎えることになってしまいましたが、このセットでは二人が受けたフランスとドイツでの教育を通して、優れた構成力と緻密さ、そして管弦楽の色彩への鋭敏な感性がもたらされた、彼らに共通する音楽的アプローチの素晴らしさが明らかにされています。詳しくはブックレットのピーター・クアントルによる新規エッセーに書かれています。オリジナル・ジャケット仕様。