バッハ編曲アルバムのご紹介

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  • 2019.04.19

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    バッハの音楽は数学的に構成されているため堅牢とされ、アレンジを加えての演奏でも「バッハの音楽」としての存在感を放っています。

    ここでは、最近発売されたバッハ作品集から、編曲された注目アルバムをご紹介します。


    ▲レイチェル・ポッジャー

    まずは、バロック・ヴァイオリン界の女王レイチェル・ポッジャーが取り組んだ、無伴奏チェロ組曲のヴァイオリン演奏版。
    音色(おんしょく)が近い、ヴィオラなどの中音域の楽器で演奏されることはしばしばありますが、モダン楽器とピッチが異なるとはいえヴァイオリンでの演奏は大変珍しいものです。「第6番」以外はポッジャーが調を変えた版を作成しています。直輸入盤と併せて、日本語解説付き・国内仕様が同時発売されました。



    ▲ビン・フー (©Eudora)

    もう1つは、次代を担う逸材として注目されている中国出身の若手ギタリスト、ビン・フー(1987年生まれ)がスペインの高音質録音レーベル「Eudora」に録音したアルバム。無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータから、ソナタ第1番(BWV1001)と第2番(BWV1003)とパルティータ第2番のシャコンヌを中心に据え、ソナタ第3番のプレリュードとカンタータ第156番のシンフォニアを前後に置くという選曲の妙も光ります。



    ▲ペトリト・チェク

    ビン・フーのアルバム発売に合わせ、2017年にEudoraから発売されたものの長らく現地在庫切れとなっていたコソボ出身のペトリト・チェクが演奏したギター版・無伴奏チェロ組曲(全曲)が再入荷しました。ギターによる無伴奏チェロ組曲への取り組みは過去にも幾つかありますが、ペトリト・チェクの当盤は、近年発売されたものとしては出色です。どのトラックから聴いても惹き込まれることでしょう。 (©ディスクユニオン)