伝説の続き。ジェームズ・メイソン『Rhythm Of Life』直後の未発表録音集、ついに世界初公開です。音楽の奇跡を信じるすべての人へ。
■ロイ・エアーズ・バンドに在籍していたギタリスト、という経歴はもはや不要でしょう。生涯唯一のアルバム『Rhythm Of Life』(77年)によって伝説的存在となったジェームズ・メイソン。レア・グルーヴ史に残る不滅の金字塔であり、フュージョン、ソウル、ディスコなどあらゆるリスナーに愛されたこの名盤はしかし、発売当時のセールス不振により、ついに続編が制作される機会はありませんでした。しかし『Rhythm Of Life』発表後も音源制作は続けられていたのです。
■ジェームズ・メイソン本人が所有していたマスターテープをここ日本で補修。リマスターのすえ、ついに7曲が陽の目を浴びる日が来ました。テープは保存状態の悪さによる劣化が激しく、音源の音質は決して完璧ではありません。しかし『Rhythm Of Life』を愛する人ならば、一聴すればすぐにあの輝かしいグルーヴとメロディが、同じ熱量で封印されていることが分かるはず。40年以上の歳月を経て“伝説の続き”がいま世界をふたたび席巻します。
M1: The Love Song 『 Rhythm Of Life』収録の名曲「Sweet Power Your Embrace」の続編的に制作されたメロウなブギー・ダンサー。「Sweet Power」と同様、クラリス・テイラーの素晴らしいヴォーカルが聴きどころ。
M2: Angel Eyes 軽快な3連シャッフル曲。2人の女性VOによる心躍るコーラス・ワークが素晴らしい。サックスは『Rhythm Of Life』でも好演したロイ・エアーズ・バンドの同僚フスト・アルマリオ。
M3: I’ve Got Your Love こちらも女性ツインVOがリードを取るポップなソウル・ナンバー。サウンドはシンプルながらメロディの完成度が高い。
M4: Cool Out 『Urban Bush Music』というタイトルでリリースされる予定だったセカンド・アルバム用の曲。12インチとして発売された「I Want Your Love」同様、硬質な打ち込み系のビート・ナンバー。
M5:Up Jump 上記と同様『Urban Bush Music』用のトラック。初期ハウス的なビートにヴォコーダーまでフィーチャーしたマシーン・ソウルの秀作。
M6: The Dance Of Life 『Rhythm Of Life』の完成度を彷彿させる圧巻のダンス・ナンバー。舞い上がるような高揚感を持ったメロディの素晴らしさ。「We Are Happy People」と歌う後半のヴォーカルはクラリス・テイラー。この曲のみバーナード・パーディ(ds)が参加。
M7: Spacewalking こちらも『Rhythm Of Life』のメンバーで制作された続編的作品。理想的な歌詞とメロディ、とジェームズ自身語る傑作。後半のジェームズ自身によるギ ター・シンセ・ソロも聴きどころ。
Personnel: Jamas Mason: Guitar, Fender Rhodes, Acoustic Piano, Keyboards and Synthesizer Clarice Taylor: Vocals M’bewe Escobar: Vocals Justo Almario: Saxophone Gene Torres: Bass Dwayne Perdue: Drums Mustafa Ahmed: Percussion Bernard Purdie: Drums on M6 And others
Produced by James Mason All compositions: written and arranged by James Mason Recorded around 1978 to 1980 (メーカーインフォメーションより)
