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GAGLEが残してきた珠玉の名作たち ミックスで綴られるこれまでの軌跡 !!
4作目となるオリジナル・アルバム『Slow But Steady』が発売された昨年9月。「ゆっくりだけど着実に」というタイトルに恥じない素晴らしき作品からおよそ1年の歳月を経て届けられる『SOREIZEN』は、その名の如く、本作を軸に考えて「それ以前」のGAGLE作品のみで構成されたミックスだ。しかも、GAGLE作品だけに焦点を定めただけでなく、DJ MITSU THE BEATSがプロデュース/リミックスを手掛けた楽曲や、HUNGERがフィーチャリング・ラッパーとして参加した外仕事もピックアップした画期的な内容となっている。別項の収録曲を見てもらえれば一目瞭然、いかに彼らがジャンルの垣根を越えて幅広く音楽シーンから愛されてきたかがわかると思うが、それらを分け隔てなく秀逸にミックスするのは、もちろんDJ Mu-Rの仕事だ。
冒頭を飾るのは本作にエクスクルーシブとして収録されるMONKEY MAJIKをフィーチャリングしたGAGLEとしての新曲「ソレイライ」。DJ MITSU THE BEATSプロデュースによる同郷同士によるエポックメイキングな楽曲は、MITSU THE BEATSの温かみがありながらも重厚なヒップホップ・トラックにのるHUNGERの揺るぎなき詩的かつ痛快なフロウ、そこへMONKEY MAJIKのMaynard&Blaiseのソウルフルなボーカルが絡むという、まさにぜいたく極まりない楽曲だ。また、先述『Slow But Steady』のリード・トラックとなったBONNIE PINKとの斬新な共演曲「コロナ&ライム」のHUNGERのリリック「限られたタイム絞り描いた生きる時間で君と出会えた」をイントロで引用。彼らが歩んできた歴史の中で“出会い、そして描いてきた”コラボが数多く収録された本作は、まさにその言葉を体現していると言えるだろう。こういった有言実行スタイル(という小ネタ)こそ、GAGLEというグループがかゆいところに手が届く存在であることを証明しているとも言える。そこから心憎いほどのスキルで『Slow But Steady』の表題曲へとミックスし、寸分の狂いもない冴えたスクラッチを挟み込みながらMu-Rが一気に突っ走る。随所に挿入されるHUNGERのシャウトもじつに小気味よいスパイスとなっている。
GAGLE