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※LP
2012年にダニエル・ユメールのグループで邂逅
以来600回以上、デュオとして演奏してきたペラニ&パリジャンの新作
2014年リリース『ベル・エポック』以来5年あまり
タンゴを題材に一糸乱れぬ濃密な音の会話を繰り出す革新的即興劇
★2012年にダニエル・ユメールのグループでの演奏を機会に出会い、1000を超えるコンサートで共演。その600以上をデュオとして演奏してきたヴァンサン・ペラニ、エミール・パリジャンの新作。
★ユメールのカルテットを経て、彼らがデュオで最初に演奏したのは、韓国ツアーの時に即席に近くセットアップされた深夜のクラブでのこと。その後、フランスのフェスで再び演奏した2人は急速にユニットとして確たるものをつかんだとのこと。2014年にはACTで、初のデュオ・アルバム『ベル・エポック』をリリース。それ以来、フランス、ドイツの数々のクラブやフェスで演奏し、エコー・ジャズ(ドイツ)、ヴィクトワール・ド・ジャズ(フランス)など、ヨーロッパ屈指の賞も受賞してきた。
★本作は、その『ベル・エポック』とつながる一作。1920年代初期のジャズの最大のスターの一人であるシドニー・ベシェへのオマージュであった『ベル・エポック』に対して、本作『アブラゾ』はタンゴへのリスペクトを形にし、ピアソラ、トマス・グリッチ、サビエル・クガートらの音楽を取り上げた一作。両作品は題材の差から、一見離れているようにも見えるものの、即興音楽としての可能性、美学の追求という意味において、同一線上に位置する。アコーディオン、ソプラノ・サックスという楽器を使い、革新的であり続ける2人の音楽には、一糸乱れぬともいうべき濃密な音の会話があり、本作には5年あまりの時を重ねた2人の進化が見られる。
★パーマネントに活動する2人による濃密な即興音楽。このデュオ、ますます注目です。
メンバー:
Vincent Peirani (accordion), Emile Parisien (soprano saxophone)
VINCENT PEIRANI / ヴィンセント・ペイラニ