2,640円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
JOE MEEKの世紀の怪盤を中心に、世界の実験音楽を俯瞰した決定版コンピレーションが3CDリリース!
「大西洋の両側で100万枚の売り上げを記録し、アメリカでナンバー・ワンになった最初の英国のポップ・シングル」ことエコーの中に宇宙を見つけたTORNADOSの"TELSTAR"をはじめ 60年代に数多くのヒットを生み出しながらも、67年2月、ホロウェイ・ロードの彼の自宅兼スタジオで 元TORNADOSのベーシストHEINZ BURTから没収したというショットガンで女性大家を銃殺し自身も即座に自殺、、という衝撃的な最期を遂げた英国が誇る伝説の狂人プロデューサーJOE MEEK。
自身のレーベルTRIUMPHから発表した「世紀の怪盤」「50S/60Sポップス史上最大の問題作」との呼び声高い実験モンド・ロケンロー・ムード・ムシ声・スペース・軽音楽・ステレオフォニック・サウンド・アドヴェンチャー傑作『私は新しい世界の音を聴いた』。BRIAN WILSONの『SMILE』よりもずっと早く自らの妄想を音盤に閉じ込めつつ軽々とポップの外宇宙へ飛び出すことに成功したこの作品は、当時「パート1」と「パート2」の2枚のEPに分けてひっそりとリリース(「パート2」は頓挫。)された激レア盤でした。エコーの中に神を見つけた狂気の天才音楽家が聴いた「新しい音」とは。
91年RPMからリリースのリイシュー・ヴァージョン全12曲と、未発表の1960年のオリジナル・コンセプト・アルバム音源に加え、DAPHNE ORAMやMADALLENA FAGANDINI、DELIA DERBYSHIREら、BBC RADIOPHONIC WORKSHOP所属の他の英国の先駆的電子音響家による作品群をコンパイルしたDISC 1、
さらに仏のPIERRE SCHAEFFER、蘭のTOM DISSEVELT、独のKARLHEINZ STOCKHAUSEN、仏/米のEDGARD VARESE、米のJOHN CAGE、希/仏のIANNIS XENAKIS、伊のLUCIANO BERIOらの仕事まで拡大して提示するDISC 2&3をコンパイル。
機器の一部を解体し、その能力を高めるために改造DIYへ至るなど、スタジオそのものを楽器と捉えたMEEKのエレクトロニックスとスタジオ・テクニックへの強迫観念。非常に個性的かつある種内的なJOE MEEKそのものの具現化作品ともいえる本作ですが、電子技術の向上とステレオ・サウンドの出現によって同時多発的にパリ、ケルン、ミラノ、アイントホーフェン等のラジオ局や研究所で勃興した新たな潮流とともに国際的な文脈の中に置くことで、ポップ・ノヴェルティ/ロック・クラシックというよりも実験音楽の観点からの本作の重要な立ち位置がよりあらわになる決定版コンピレーション・ボックス・セットとなっています。
JOE MEEK / ジョー・ミーク