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アタリ・ティーンエイジ・ライオットのアレック・エンパイアがデヴィッド・ボウイに変身!?
2年振りとなるソロ新譜は、アレックがデヴィッド・ボウイになりきってヴォーカル録音したそうで、アタリ全盛期の叫ぶ、喚くなどはあまりなく、中性的でドラマティックな歌声を披露。といっても、やっぱりおとなしくなったワケではありませんッ!!
デジタル・ハード・コアの魂をクールに燃焼させるような、70'sポスト・パンクな雰囲気を醸し出しつつも、「ノイバウテンよりもディペッシュ・モードが共通言語」、「エレクトロニカをアメリカのミクスチャー・ロックみたいにつくる」 というアレックの言葉も納得のニュー・エレクトリック・サウンドとなっている。 というか、このヒリヒリ感はプライマルの 『エクスターミネーター』 と同じ熱量を持って鳴らされ、昨今のエレクトロ路線なニュー・ウェイヴ~ニュー・レイヴ勢とは明らかに音の厚みが違うし、サウンドのわりにキリキリとした切迫感を放っているところは、いかにもアレックらしい。
今作は、新たに自身で設立したEat at Your Heart Outレーベルの第1弾作品で、アタリ時代の仲間、ニック・エンドウも所属するプロダクション・チーム兼ツアー・バンド、Hellish Vortexとの共同作業で行われた力作。
ALEC EMPIRE / アレック・エンパイア