FOUR MAESTORI IN 1926 / 1926年の4大巨匠-トスカニーニ、メンゲルベルク、ワルター、フルトヴェングラー

VARIOUS ARTISTS (CLASSIC) オムニバス (CLASSIC)

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レーベル
OPUS蔵
国(Country)
IMPORT
フォーマット
CD
規格番号
OPK2105
通販番号
1005167758
発売日
2013年03月30日
EAN
4582158681059
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商品詳細情報

1926年といえばレコードを愛する人達に取って記念すべき年、
オーケストラ録音の夜明けともいうべき年に記録された
戦前の4大指揮者たちの録音を集めた1枚!


「西暦1926年は、日本でいえば大正15年と昭和元年にあたる。新年まであと1週間という12月25日に大正天皇が崩御、昭和が始まるからである。この年の10月には、日本交響楽協会を脱退した楽員によって新交響楽団が結成された。現在のNHK交響楽団につながるオーケストラだが、すでにこの時点から、ラジオ放送の出演契約が活動上の不可欠の財源となっていた。
ラジオは、まもなく登場するトーキー映画とともに、娯楽のあり方を大きく変えていくことになる。この変化は、欧米での新メディアの隆盛を直に反映したものだった。アメリカ最初のラジオ局KDKAがピッツバーグで定時放送を開始したのは1920年11月のことで、それから数年のあいだに、広告収入を最大の財源とする民営放送の基本的な経営システムが確立され、数を増やしていった。
このラジオ放送の大発展によって存続を脅かされる事態に陥ったのが、旧来の音楽メディアたるアメリカのレコード会社である。1921年にピークに達した売り上げが、4年後の1925年には半分近くにまで減った。受信機さえあれば聞くのはタダという手軽さに負けたのだが、もう一つの要因として、ラジオよりも音質が貧弱なことも忘れてはならなかった。アコースティック録音は、歌やヴァイオリンにはいいが、大編成のオーケストラやオペラにはまるで向いていなかったからである。ラジオの方がよほど、迫真感のある響きを伝えることができたのだ。
ならば、真空管に代表されるラジオの電気音響技術を、レコードにも応用すればよい。1924年にベル研究所系列のウェスタン・エレクトリック(WE)の技術者が電気録音の特許を取得、翌1925年からアメリカやイギリスで実用化され、面目を一新するその音質で、滅亡寸前のレコード産業を救うことになった。1926年は、このレコード産業復活の流れにのった年である。その象徴のように、トスカニーニとフルトヴェングラーとメンゲルベルク、指揮者界の伝説的なスターが、初めて電気録音を行なう年となった。

このCDはその3人に同年のワルターをあわせ、SP時代に日本で高い人気を誇った4人の指揮者を勢ぞろいさせたものだ。この「レコードの4大巨匠」がみな、当時のニューヨークで活躍していたということは、背景として忘れてはならない事実だろう。アメリカは世界最大のレコード市場だ。そして、1920年代のアメリカは未曾有の繁栄と好景気に沸いていたが、ニューヨークはその中心だった。その栄華は、本場ヨーロッパの最高級のスター指揮者をも呼びよせずにはいなかった。」(演奏史譚:山崎浩太郎/OPUS蔵)

(資料提供:キングインターナショナル)

【収録作品と演奏者】

メンデルスゾーン:『真夏の夜の夢』より(スケルツォ/ノクターン)
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮) ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
原盤:US-Brunswick

ベルリオーズ:『ファウストの劫罰』より(妖精の踊り/ラコッツィ行進曲)
ベートーヴェン:序曲『コリオラン』
ウィレム・メンゲルベルク(指揮) アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
原盤:UK-Columbia

R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』
ブルーノ・ワルター(指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
原盤:UK-Columbia

ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 op.67『運命』
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
原盤:G-Polydor


以上すべて1926年収録、モノラル録音