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■キューバのフィーリンの作曲家でギタリスト、ニコ・ロハスが1977年に発表したセカンド作をリマスタリング、紙ジャケで復刻■
ホセ・アントニオ・メンデス、セサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルス、グユン、フランク・ドミンゲスなどのアルバム復刻により、一般の音楽リスナーにも注目されファンも増えているキューバの音楽スタイル=“フィーリン”。一般的に「1940年代からキューバで興ったモダーンでジャジーなヴォーカル・ミュージック」ととらえられているなかで、ギター独奏でフィーリンの感覚を表現するニコ・ロハスの音楽スタイルは、特異な経歴と共に、たいへん個性的で興味深い。ナイロン弦ギターのクラシカルな響きの中に隠されたキューバ音楽のリズムやメロディなどのエッセンスが、ニコ・ロハスの演奏に静寂と躍動の入り交じった独特な“フィーリング”を与えている。フィーリン・ムーヴメントに最初期から加わっていたニコ・ロハスは、両親が無類の音楽好きでレコード・コレクターであったこともあり、キューバ内外の様々な音楽に親しみ育ち、ムーヴメントの他のメンバーたちに、クラシックの印象派やキューバの古い音楽スタイル、ダンソーンなどの要素を取り入れるように薦めたとも言われている。そんな幅広い音楽的嗜好を持っていたニコ・ロハスは、ギターも作曲もほぼ独学に近いというから驚き。逆にいうと、それだからこそナイロン弦ギターのクラシカルな響きを感じさせながらも、自由闊達な演奏が出来たのかもしれない。本作は、1977年にキューバ国営レコード社エグレムに残した録音で、セカンド作。全12曲中2曲を除いて、ニコ・ロハスの自作で、音楽形式も様々。作曲家としての才能の豊かさも垣間見られる。残る2曲はどちらもキューバの古典的有名曲で、ただメロディ・ラインをたどるというものではなく、ニコ・ロハス独自の編曲がなされ、新しい息吹が吹き込まれている。
(インフォメーションより)
NICO ROJAS / ニコ・ロハス
フィーリンの創始者の1人にしてフィーリンの最高のギタリストといわれるアーティスト。