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数量限定! 『Bar Music 2013』『Bar Music 2014』でも即完となったCD+7"のセットが今回も登場。
永遠の音楽を巡る、果てなき航海の確かな記録──
敷居は低く、その奥は深い、全音楽ファン必聴のコンピレイション
ポジティブなメロディーが踊る洗練のUKソウル、心地よいグルーヴと浮遊感に満ちたジャズ・エレクトロニカ、90~00年代の息吹をいまに伝える国内アーティスト達の凛とした現在に、祈りにも似たトラディショナルなフォーク・ソング──
静かに胸が震える至極の楽曲群をひとつの物語とすべく組み上げられる、感動のコンピレイション・シリーズ第三集。
カルロス・ニーニョが主宰するビルド・アン・アークのソウル・パートを担うデクスター・ストーリー「Underway Reprise」の輝きに導かれ、ポストクラシカル・シーンで絶大な支持を得るバルモレイの「Masollan」が静かに飛翔してゆく。アズ・ワン名義でも知られる才人カーク・ディジョージオのヴォーカル・プロジェクトであるビューティー・ルームの「No Rejection」から、アシッド・ジャズ~UKソウル界の重鎮インコグニートが歌姫ナタリー・ウィリアムズを迎えたニュー・クラシック「Above The Night」へ。さらにはグランドピアノ+ラップトップというミニマムな編成ながらも壮大な物語を描くグランドブラザース「Ezra Was Right」と、シネマティック・オーケストラの世界観とも激しく共振するアンビエント・ジャズ・アンサンブル「Quiet Hero」の流麗な音像に魅了される。チャールズ・ステップニーのペンによる名曲がそのグループ名の由来であろうザ・メモリー・バンドの「The Highest Song In The Sky (For Chris Yates)」と、邦人デュオながら英ニンジャ・チューン・レーベルからリリースという快挙を成し遂げたレインスティック・オーケストラ「Waltz For A Little Bird」の牧歌的な2曲をブリッジに、国産エレクトロニカの先駆であるペペ・カルフォルニア、故・Nujabesの意志をいまに鳴らすウヤマ・ヒロト、カームのレコーディング&ライヴ・アクトとして澄んだ音色を奏で続けるサクソフォニスト加藤雄一郎、メロディアスなサンプルとタイトなビートを柔和に操るスモール・サークル・オブ・フレンズといった世界基準の国内アーティストらが新たに生んだ美しきインストゥルメンタルの連なりへ。
モズ・デフやファーサイドのカヴァー・プロジェクトも大きな話題を呼んだB.J.スミスはオリジナル「We Can Sail」を慈しむように歌い、テリー・キャリアーとの共演歴もあるポーランドのフィメイル・ヴォーカリストであるグラジーナ・アウグスチクが、かつてのラドカ・トネフの名唱でも知られる「The Moon Is A Harsh Mistress」で聴き手を現代のフェアリーテイルへ誘う。そうして巨匠ポール・ウインターのアルトと抜群の相性をもって「Song Of The Exile」をボサノヴァ・スタイルで歌うのは、ティアゴ・デ・メヨという音楽家。彼は若き日にブラジル軍事政権からの亡命を余儀なくされ、この曲に漕ぎ着いたという。最終曲はアルゼンチンの俊英ピアニスト、エルナン・ハシント。郷愁感に満ちたユニゾンのリフレインが、心地よい余韻を残す。
永遠の音楽を巡る、果てなき航海の確かな記録──敷居は低く、その奥は深い、全音楽ファン必聴のコンピレイションです!
■CD
TOMOAKI NAKAMURA / 中村智昭(MUSICAANOSSA / Bar Music)