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『The Dark Night Rhapsodies』には、前作『Angels in Dystopia』(2022年)同様、世界情勢や社会問題、そして未来の見えない若者たちに対する自身の想いがこめられている。日々生まれる短いモチーフから構成に何年もかけた45分の完璧な音世界は、まさに日向ワールドの真骨頂。徹底的に弱者に寄り添いながら、作曲家としての自分にフォーカスした。悲しい曲もただ悲しいだけではなく、明るい曲もただ明るいだけではない。オーケストラ演奏に馴染みの薄いリスナーにも聴きやすい優しいメロディの曲が揃った。
演奏はNetflix、Disney、Hollywoodをはじめ多くのフィルムスコアを手がけるブダペスト・スコアリング・オーケストラ。録音はブタペストのアビーロードとも称されるRottenbiller Studioにて行われた。ミックス&マスタリング・エンジニアは、坂本龍一、キース・ジャレット、マイルス・デイビス等のプロジェクトに参加した名匠オノセイゲン。全62チャンネルを、音響ハウスにて11日間かけてミックスダウンした。
■収録曲:
Side A
01.Dark Night Overture
[Babylon in the Sands]
02.l Candles in the Rain
03.ll Fire & Storm
04.lll Lust in the Desert
05.lV Snowfall
06.V Faith Under the Rubble
07.Vendetta0
08.Never Forgiven
09.Joker
Side B
[Dark Night Rhapsody]
01.l Darkest Night
02.ll il camino
03.lll Phantom
04.Bells in the Mist
05.Wings of the Lion
06.Enigma
07.Sweet Rebels
TOSHIFUMI HINATA / 日向敏文
1985年から数多くのコンテポラリークラシカルな作品を発表。1991年、「東京ラブストーリー」のサントラが、1997年、Le couple提供の「ひだまりの詩」が大ヒット。現在、1986年の楽曲「Reflections」が全世界サブスク再生1億に迫る。2022年、アルバム「Angels in Dystopia Nocturnes & Preludes」を発表し、2025年も新作を予定。