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東京に突如現れた謎のベッドルーム・サウンド・クリエイターatmosfellix。80年代のニューウェーブ、90年代のシューゲーズ・サウンド、2000年代のアンビエントを継承しながらハイブリッドさせた現代のサウンド・トラック。

それは1通のメールから始まった。そのメールには1曲のデモがリンクされていた。性別も年齢も国籍も不明なそのアーティストのデモには『atmosfellix demo 1』とだけ記載されていた。 そのデモは豊かなメロディーにシルキーなディストーション・ギターが絡み合った美しいサウンドをしていた。すぐに他のデモはないか尋ねると、4曲ほどのリンクが送られてきた。 どの曲も丁寧に作られたギターのサウンドが織りなす流麗な楽曲だった。あえてカテゴライズするならドリーム・ポップ、シューゲイザーを基調にしたエレクトロニカといったところだろうか。
全体に通底する美意識はコクトー・ツインズもしくはウルリッヒ・シュナウスにも通じ、しなやかに歪むギターはマイ・ブラディー・ヴァレンタインのようでもある。時に映画のサウンド・トラックのように情景を想起させ、時に極上のアンビエント・ミュージックのようでもある。 KiliKilivillaには多くのデモが送られるが、そのデモのみでリリースを決めることはほとんどなかった。デモがよかった時には必ず私かチームの誰かがライブを見に行くようにしているからだ。
しかし、atmosfellixはそんな私たちの常識を飛び越えてきた。またアルバムのリリース前ではあるが、すでにいくつかの新曲もできている。今年の冬からはライブ活動もスタートする、ぜひ今後に注目してほしい。 この謎めいたアーティストの名はatmosfellix、それ以外はまだ何も明かされていない。
Instagram | https://www.instagram.com/atmosfellix/
atmosfellix
東京に突如現れた謎のベッドルーム・サウンド・クリエイター。レーベルの送られてきたデモ・トラックの完成度の高さに、即リリースが決まった。本人の詳細なプロフィールは謎のままだが、猫をこよなく愛しているということだけわかっている。複雑なレイヤーを織りなすギターの響きが流麗で独特なサウンドを作り出している。あえてカテゴライズするならドリーム・ポップやシューゲイザーを基調にしたエレクトロニカ、もしくはアンビエント。本人によると80年代のニューウェーブ、90年代のシューゲーズ・サウンド、2000年代のアンビエントを継承しながらハイブリッドさせた日常のサウンド・トラック。