3,850円(税込)
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■シュリンク封入+DL コード付き
■2P インサート/日本語英語併記
■解説:柴崎祐二
ゲーム音楽を原風景としてクラシックやアンビエント、環境音楽を手がける作曲家、タカオ。長い月日をかけ、遂に待望のニューアルバムを携えて帰ってきた。『THE END OF THE BRIM』は普遍的な聴きやすさを理想に掲げ、前作『STEALTH』の抽象的エレメントから一転したことで、具象的強度をもった曲、しなやかなリズム、メロディーの展開、洗練されたハーモニーに焦点を合わせている。
本作で、一曲一曲が強度をもって自立している世界を構想したタカオは、自分にとってこれまでにない試みを実現させるために、DJのeminemsaikoをスーパーバイザーに起用した。トライ&エラーを繰り返していく制作の過程で、堀池ゆめぁ(Music Room)、クリステル・ベレ(Fall)、カラード・ミュージックの藤本敦夫(Main Theme)をヴォーカリストに迎え、ミツメの川辺素、細野晴臣やムーンライダーズ等の仕事でも知られるエンジニア、原口宏も加わり、アルバムは精妙に彫刻されていった。本作は、形式上は音楽家の個人的なものを表明するはずの「ソロ」アルバムだが、その表明の様式は直接的なものではなく、委嘱作を請け負うコマーシャルな職業音楽家へのオマージュという、タカオのユニークな意志が埋め込まれている。ゆえに、音楽理念を職業音楽家=客観的な遂行者という一種の概念を介して記述しようと試みた「自身が発注者でありその発注者であるところの自身を表明する標題音楽」といえるような重層的な作品に仕上げた。
本作の装丁画は大谷透、デザインを坂脇慶が担当。彼の未来を見据えたビジョンは、他に類を見ないタイムレスな作品へと昇華させ、ポップミュージックの可能世界を示す。この不思議な非絶対音楽的アルバムを解読した、柴崎祐二の解説も必読!
TAKAO
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