ピエール・バルーとサラヴァの時代

松山晋也

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レーベル
青土社
国(Country)
JPN
フォーマット
BOOK
規格番号
4791770021
通販番号
DF170818-087
発売日
2017年09月13日
EAN
9784791770021
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商品詳細情報

ヨーロッパ最古のインディペンデント・レーベル=サラヴァへの招待!

ボサノヴァの普及に一役買い、カンヌ映画祭でパルムドールを獲得した映画『男と女』に出演し、日本では加藤和彦やYMO、ムーンライダーズのメンバーらと交流、さらには演劇にまでも進出した異能の人、ピエール・バルー。彼が1966年に立ち上げた老舗レーベル、サラヴァは、現在も根強いファンをもつ。彼は母国であるフランスからブラジル、日本、カナダなど、世界を転々としながらさまざまな人々に出逢い、そのなかで唯一無二の作品を多数生み出してきた。あまりに多角的で全体像が見えづらいピエール・バルー/サラヴァの魅惑的な世界を、高橋幸宏、鈴木慶一、牧村憲一、立川直樹など関係者の新証言をもとに明らかにしていく、画期的な一冊。

ボサノヴァ、映画『男と女』、加藤和彦やYMOとの交流......
俳優として、シンガーソングライターとして、プロデューサーとして、そしてレーベルのオーナーとして、数々の輝かしい軌跡を遺し、2016年に世を去ったピエール・バルー。その壮大な仕事の全体像を、高橋幸宏、鈴木慶一、牧村憲一ら当事者の新証言をまじえながら描き出す、世界初となるピエール・バルー/サラヴァの決定版バイオグラフィー。

【目次】

まえがき

第1章 サラヴァ前史

イスタンブール、パリ、ヴァンデ/むこう岸への夢/初めての旅/バレーボールのおかげで/ブラジル音楽との出会い/映画&レコード・デビュー/フランシス・レイとの出会い/クロード・ルルーシュとの出会い/『男と女』/サラヴァ・レコードの誕生/ジャック・イジュランとブリジット・フォンテーヌ

第2章 サラヴァの黄金時代

サラヴァの始動/『ラジオのように』/『ブリジットIII』/サラヴァ黄金時代を築いたアーティストたち(ナナ・ヴァスコンセロス/ピエール・アケンダンゲ/ダヴィッド・マクニール/ルイス・フューレイとキャロル・ロール/ジャン=ロジェ・コシモン)/祝祭、そして経営危機/ドミニク・バルー/シンガー・ソングライター/映像作家としてのピエール・バルー/

第3章 ピエール・バルー、日本へ行く

『ル・ポレン』と『シエラ』

第4章 90年代サラヴァの新展開

サラヴァと渋谷系/テアトル・アレフ/ポポ・クラシック・コレクション

第5章 21世紀のサラヴァ

ハンディカムを手に/日本の歌を求めて/『ITCHI GO ITCHI E』と『ダルトニアン』

あとがき

索引


[著者] 松山晋也(まつやま・しんや)

1958年鹿児島市生まれ。雑誌編集者などを経て、97年から音楽評論家。ミュージック・マガジン他の音楽専門誌や朝日新聞などでレギュラー執筆。時々、ラジオやイヴェント等での解説、選曲なども。執筆領域はほぼ全ジャンルにわたるが、中心はワールド・ミュージック系と実験音楽系。著書『めかくしプレイ――BLIND JUKEBOX』(ミュージック・マガジン)、編著書『プログレのパースペクティヴ』(ミュージック・マガジン)、共著『アラブ・ミュージック――その深遠なる魅力に迫る』(東京堂出版)、その他音楽関係のガイドブックやムック、ライナーノーツなど多数。鎌倉市在住。