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ロックフェスの始まり、熱狂の終わり、50年目の真実
「ウッドストック・フェスティバル」より50年。その歳月によって掘り起こされた事実をベースに「伝説」の意味を問い直す総特集。
60年代を象徴し、「愛と平和の祭典」として語られるウッドストックだが、そのインパクトは音楽のみに留まらず、政治・経済・社会・文学などに波及した歴史的出来事だった。1969年以降、私たちは何を得て、何を失ったのか――50年の歳月によって掘り起こされた真実と歴史的な文脈の中から「伝説」の意味を問い直す。
【目次】
[インタビュー]
曽我部恵一ラブ&ピースって何のこと?
[エッセイ]
久保田麻琴 A LOT OF FREAKS!
福島康之 勝手にウッドストックと僕
スガナミユウ 熱のゆくえ
[対談]
佐野元春?室矢憲治
再起し続けるストリートの精神――R.I.P., RIP IT UP, HAVE UP ALL
[仮想ドキュメント]
ウッドストックの3日間
大鷹俊一
[出来事としてのWSF]
室矢憲治(MUROKEN)泥だらけの微笑み――未来へのメモワール
[民衆史としてのWSF]
湯浅学泥だらけのユサユサを考える
樋口泰人ウッドストックには白塗りの男がいたはずだ
マニュエル・ヤンウッドストックからDRUMまで――資本と階級闘争の揺れ動く指標としてのカウンターカルチャー
[1969以降の世界]
武田砂鉄ウッドストックを終わらせた不良(ナスティ)バンドたち
萩原健太そして、ウッドストックは語り継がれる
北中正和ウッドストックの地平線
五十嵐正HISTORY OF ROCK FESTIVAL――葛藤のフェスティバル史
長澤唯史ウッドストック、ロックとカウンターカルチャー――再考と再評価の試み
河出書房新社編集部