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★カール・ベーム(1894-1981)の1968年ザルツブルク音楽祭ライヴ、ステレオ。 晩年ベームが特に好んで演奏していたベートーヴェンの2番。この曲はウィーン・フィル(VPO)とのセッション(72年)のほか、バイエルン放送響(78年)、VPO(80年ザルツブルク)、VPO(80年東京)の3種ライヴが知られてきましたが、ベルリン・フィル(BPO)との録音はなかっただけに貴重。古典派の正統的アプローチがされた「リズムにもフレーズにもまったく欠点が見当たらない演奏」(Richard Osborne ライナーノーツより)になっております。
★モーツァルト34番もベームの愛好曲。有名な後期交響曲6曲(第35~41番)の発端となった大規模編成の名曲です。それまで54年VPO、66年BPOと2つのセッション録音をおこなっています。ほかに、北ドイツ放送響との56年ライヴがありました。
★「火の鳥」も、63年ケルン放送響とのライヴ録音、75年VPOとの東京公演が知られている得意曲ですが、ここにベームが最も充実していた時期ともいえる60年代の音源が加わります。有名な「魔王カスチェイの凶悪な踊り」からフィナーレまで、ベーム渾身の指揮のもと、BPOのパワーが爆発、大迫力で迫ってきます。
★音質は68年とは思えないほど明快かつ細部まで鮮明で、アナログ録音時代の充実した響きが味わえます。コンサート全プログラムを1枚のCDにした長時間収録盤(80:14)となっています。 (資料提供:キングインターナショナル)
【収録内容】
[1]ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 Op.36
[2]モーツァルト:交響曲第34番 ハ長調 K.338
[3]ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(1919年版)
【演奏者】
カール・ベーム(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
1968年8月11日 祝祭大劇場、ザルツブルクにおけるライヴ収録
(STEREO)
KARL BOHM / カール・ベーム
オーストリアの指揮者 (1894-1981)