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  • 紙ジャケ
レーベル
SUNBURST
国(Country)
JPN
フォーマット
CD
規格番号
SBST-003
通販番号
IND13439
発売日
2013年10月09日
EAN
4526180143130
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商品詳細情報



高野寛 25th Anniversary 3タイトル同時リリース


1999年に発売された9枚目のオリジナル・アルバム(現在廃盤)をリマスタリングしてリリース。「このあたりの年代を境に、マスタリング技術は大きく変わった」とのことで、本人念願のリマスター盤である。作詞、作曲、アレンジメントをすべて高野寛が手がけるいっぽう、当時からミュージシャンの交流は広く、20代だった原田郁子や畠山美由紀、渋谷慶一郎など今現在大活躍するミュージシャンが多数参加している。ボーナス・トラックとして2000年発売のシングル「Bye Bye Television」、現在どこにも収録されていない「偽りの中で」を収録。この作品をリリース後、初めての全国弾き語りツアーにでる。その成果は今回同発されるライブ盤「Ride On Tide」(リマスター盤)に結実する。

●リマスター (オリジナル・リリース=1999年)
●ボーナストラック2曲追加収録
●歌詞付



about 『tide 2013 remaster』
text by 高野寛


『tide』は、僕にとって初めての「宅録」作品と言ってもいい。デビュー前から宅録はずっと続けていたけれど、宅録音源はCD化されずデモテープのままで、スタジオでイチから録り直すのが常だった。’90年代半ばまで「ローファイ」という概念はなくて、デモ音源は音質が悪いから録り直さねば、というメジャーレーベルの一般常識があった(だから、トッド・ラングレンのプライベートスタジオでアナログテープに録った『CUE』と『AWAKENING』の音が自分には一番しっくりきた)。世界中で大きなスタジオが次々閉鎖されてゆく今となっては、一流スタジオでのスタジオワークを体験できたのは貴重な体験だった。一方で、勃興期の(今思えば発展途上の)デジタル機材の固い音質と不慣れなスタジオワーク故、デモテープのリラックスした雰囲気やローファイで滲んでいたイメージが、デジタルに録り直すと失われてしまうこともしばしばあって、スタジオレコーディングにもどかしさを感じてもいた。『tide』が発表された1999年は録音メディアがテープからコンピューターに本格的に移行し始めた時期で、比較的ローコストな機材でスタジオと遜色ない制作ができるようになってきた頃。バンド、ドラムス、ストリングスなどはスタジオで録音して、それ以外はプライベート・スタジオで録音する… 今では一般的になったそんなやり方を僕が初めて実践したのがこのアルバムだった。1988年にデビューしてからしばらくは高橋幸宏さんやトッド・ラングレンを始め、先輩方に助けてもらった。その後90年代半ばに同世代との交流を深めた後、このアルバムでは’90年代末から仲良くなった下の世代のゲストミュージシャンがたくさん参加している。まだ20代前半だったクラムボンの原田郁子さん、畠山美由紀さん、渋谷慶一郎君、徳澤青弦君、後にともにpupaメンバーになる権藤知彦君。今はベテランの域にいる彼らも、あの頃はまだ若かった。1989年にトッドのプロデュースで『CUE』を制作したときに彼が伝えてくれた言葉が、今でも忘れられない。「君は僕と同じように宅録系だからよく分かるけど、ツアーに出て声を鍛えたほうがいい」『tide』の制作後、僕は弾き語りの旅に出た。その成果は後にライブ盤『ride on tide』に結実する。『tide』と『ride on tide』は大きな転換点だった。そしていまの僕の一番深いところにつながっている。





 

ソングリスト

  • 1. 新しいカメラ
  • 2. フルーツみたいな月の夜に
  • 3. 黒焦げ
  • 4. オレンジ・ジュース・ブルース
  • 5. Phenix (翼なき僕達に)
  • 6. 皆既日食
  • 7. 暮れてゆく空
  • 8. Everlasting Blue
  • 9. No word, No think (メディスン・ソング)
  • 10. Bye Bye Television【Bonus Track】
  • 11. 偽りの中で【Bonus Track】