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1984年発表のニック・ロウの通算5作目となるソロ・アルバムがリマスター&ボーナス・トラック収録でリイシュー!
前作までバックを務めていたノイズ・トゥ・ゴーからジェームス・エラーが脱退し、残ったメンバー(ポール・キャラック、マーティン・ベルモント、ボビー・アーウィン)でバンド名をカウボーイ・アウトフィットと改め、アルバム・タイトルもバンド名を冠し心機一転して発表されたニック・ロウの通算5作目となるソロ・アルバム(1984年)。
前作での80年代ニュー・ウェイヴ風のサウンドから現在のルーツ・ロック志向のサウンドへの回帰に繋がる転機となった重要作。ヨーロッパでスマッシュ・ヒットとなったテックス・メックス調の「ハーフ・ア・ボーイ・アンド・ハーフ・ア・マン」、軽快なロックン・ロール「モリーン」「ネヴァー・ゲット・ミー・アップ」(ミッキー・ジャップのカヴァー)、エルヴィス・コステロがプロデュースとホーン・アレンジで参加し当時の彼の『パンチ・ザ・クロック』に共通するカラフルなポップさが感じられる「L.A.F.S.」、近年のロス・ストレイトジャケッツとの共演を予想させるトワンギンなインスト・ナンバー「オーサム」など11曲に加え、ボーナス・トラックとしてこのアルバムのセッションからジョニー・ホールトンの「ホンキー・トンク・ハードウッド・フロア」、リロイ・ヴァン・ダイクの「ウォーク・オン・バイ」(バカラック/デヴィッドのものとは同名異曲)のカヴァーを収録。
解説: 赤岩和美。
NICK LOWE / ニック・ロウ