2021.06.15
東京を拠点に国内のテクノ黎明期よりDJ/プロデューサーとして25年以上のキャリアを誇り、セルフ・レーベル〈ARPA〉を礎にしたDJ/プロダクションにより、NINA KRAVIZのレーベル〈трип〉からの作品リリースやオランダで開催されている世界最大のフェスティバル『ADE』への出演など、世界各地のダンスフロアを揺らしてきたDJ SODEYAMA。
そんなDJ SODEYAMAが2013年に始動したサイド・プロジェクトTHE PEOPLE IN FOG名義にて8年ぶりとなるフルレングス・アルバム「1977」を7月7日、アムステルダム発のドメスティック・レーベル〈SOUND OF VAST〉からリリースする。このリリースに先駆け本作の内容をベースにDJ SODEYAMAのルーツやプロダクションへの拘りなどをインタビューで紐解いた。
インタビュー / 構成:ディスクユニオン岸下(Sisi)
DJ SODEYAMA 小学生の頃、荻野目洋子の”ダンシングヒーロー”を聴いて『あ!!』ってなったんですよ。
Sisi え?小学校から遡ります?確かに僕もそこはなりましたけど。やっぱり歳近いですね(笑)当時はまさか遠く離れたイギリスのダンス・ヒット(※ANGIE GOLD "EAT YOU UP")とは思いもよらぬ初体験の電子音にあのパーティ感炸裂のMV、そして極めつけに荻野目ちゃんの美貌…。何のことだかわかってませんでしたが、ただただ、なんだかあがる…っていう少年時代の音原風景として刷り込まれているのは確かで…リヴァイバルの文脈でも和モノ×HI-NRG両性って、なかなかすごい曲だったんだなと今になっては思いますが。まあとにかくSODEYAMAさんと少年時代のダンシングヒーローを共有できてうれしいです。それではSODEYAMAさんは少年時代からいわゆる電子音楽に興味を持たれていたんですね。
DJ SODEYAMA 荻野目洋子に始まり、TM NETWORKとか聴いてました。ロックなどのバンドものより、打ち込み感のある音楽に反応することが多かったんです。 中学生の頃はクラブとか行ったこともないしDJとかも知らないし、それがハウスとかテクノって認識はしてなかったけどFRANKIE KNUCKLESの“THE WHISTLE SONG”とかCRYSTAL WATERSの“GYPSY WOMAN”などを聴いてました。
DJ SODEYAMA ちょっと長くなりますけど。中学一年の夏にサマースクールみたいなので2ヶ月ロンドンに飛ばされたんですよ。1989年とかかな。今と時代は違うので、日本人なんて相手にもされないような時代です。色んな国から10人くらいずつ集まるようなサマースクール。夏休み期間の大学みたいなところを使うんです。敷地に寮があってそこに滞在する感じです。初日の部屋割りで、色んな国に人がごちゃ混ぜになるように先生が割り振って、各部屋のドアに名前が書かれた紙が貼ったあるんですけど、全ての張り紙の日本人の名前は全てナイフでバツに切られてました。(笑) まだ小学校卒業して4ヶ月の自分にとっては恐怖でしたよ。殺されるんかと思いました。それを切っ掛けに日本人が団結して、日本人だけの部屋にしてもらったんです。その後も他の国の人らが部屋に押しかけてきて嫌がらせするんですよ。典型的な人種差別です。
で、僕がSONYのカセットウォークマンを持ってたんです。勿論、荻野目洋子聴いてましたよ。日本を出発する時に成田空港の電気屋さんで母親が買ってくれたんですよ。本体から四角いボタンが飛び出ててガチャン!て押すやつじゃなくて、本体からボタンも飛び出てないし、薄いし、しかもオートリバース。
で、部屋に嫌がらせにきたイタリアの子、確かアレフィオって名前だったけな。。
その子が僕のウォークマンみて、『なんだそれ?』って言ってきたんですよ。全然英語なんて話せなかったから、とりあえず手渡したら、『ボタンどこやねん!めっちゃ平べったいやん!』って驚愕したんですよ。『日本のメーカーか?』って聞かれて、『SONYでごわす』って伝えたら、日本ヤベーって一気に噂が広まり、部屋に外人が押し寄せてきました。で、来た子たちに”梅しば”を食べさせるんですよ。カリカリ梅ね。みんな同じ顔になるんですよ。すっぱー!って。で、仲良くなりました。
で、なんの話でしたっけ?
Sisi いや、だからFRANKIE KNUCKLESやCRYSTAL WATERSの…。
DJ SODEYAMA あ、で、毎週水曜夜に学校の敷地にある教会がディスコになるんですよ。(笑)
いわゆる手作りディスコでチークタイムとかあるんです。NATALIE COLEとかCYNDI LAUPER、WHITNEY HOUSTONとかのバラードがかかるんです。BELINDA CARLISLE、KIM WILDとかちょっとダンサブルなポップスとかロック、今回サンプリングしてるFIRST CHOICEの”DOCTOR LOVE”とかのダンスクラシックもかかってました。
でも、インターネットの無い時代、探しようが無いわけです。TSUTAYAなんかない時代なので、近所のレンタルCD屋さんに入り浸って、海外バラードコンピとか、ディスココンピとかと借りまくる訳です。そうやって掘ってました。ジュリアナのコンピも聴いてたので、収録されてたTHE PRODIGYやT-99などもそれで聴くようになりました。高校1年の時に地元の友人がダンスやってたのもあり、当時仲良かった友人達とGOLDに行ったのが初めてのクラブでした。その時はまだDJに興味があったわけでもないし、そもそもDJが何かもよく分からなかったし、何となく皆んなで夜な夜な遊んでるのが楽しかった感じですね。
Sisi 恐怖のロンドン・サマースクールの中で、万国共通ダンクラ愛を通じて異文化交流が成立したと。それは嫌が応にも幼心に刷り込まれますね。その経験を経て、中学、高校時代とかなりアーバンなライフを過ごしていたようですが、その中でさらに踏み込んだ、今に繋がるような音楽遍歴を歩むことになるんですか?
DJ SODEYAMA 色々あって高校を辞めて、違う高校を受験したんですけど、そこで知り合った子がDJやってて、ある日学校帰りに当時新宿アルタにあったCISCOに連れて行かれたんです。僕はDJでもないのに、そいつに『そのうちお前もDJやるだろうから、これは買っておけ』とARETHA FRANKLINの「DEEPER LOVE」(3枚組)を買わされました。 タンテすら持ってなかったので2ヶ月くらい部屋に飾ってましたね。で、5000円くらいのレコードプレイヤーを買って、そこからちょこちょこレコード集めるようになったり、もっとクラブ行くようになって、でDJ始めた感じです。その頃は毎週土曜日は欠かさずGOLD行ってました。
Sisi 1980年生まれの僕から少し上の世代の、特にハウスのDJであれば、もれなくといっていいくらいクラブ遍歴の中に芝浦GOLDの名前が挙がりますが、そんなに影響力がある場所だったんですか?
※GOLD - 1989年から1995年にかけて、東京都港区海岸三丁目で営業していた伝説的クラブ
DJ SODEYAMA まぁ、僕は当時高校生だし、ただのお客さんって立場なので、大きな事は言えないし、あの頃は良かった的な話をするつもりはないですけど、そりゃ楽しかったし、凄かったですよ。刺激的な場所でした。94年に原宿にあったGRASSというクラブで自分たちで初めてパーティーをやったのが最初のDJだったと思います。そのパーティーには何とRDCのオーガナイザーのマサ君が来てたんですよ。
※RDC - Rainbow Disco Club:晴海埠頭~伊豆稲取高原で2010年より開催されているダンス・ミュージック・フェスティバル
Sisi 94年ってたぶんマサ君は高校1年生とかだと思いますよ。SODEYAMAさんだってそんな変わらないはずなんで、もう15歳や16歳のころからお互いのパーティーライフ然りDJライフが始まり、現在もお互いの活動に影響を与えあっているって、その出会いも不思議というか数奇というか。そして経ましたね。
Sisi 本作「1977」や2016年の大ヒットEP「HIGHER EP」など、THE PEOPLE IN FOG作品はアムステルダムで設立されたドメスティック・レーベル〈SOUND OF VAST〉からのリリースになりますが、その経緯はどんなものだったのですか?
DJ SODEYAMA 僕が〈ARPA〉というレーベルを2011年に始めたんですが、〈ARPA〉とは違う音楽性のプロジェクトとしてTHE PEOPLE IN FOG名義を2013年に始めて1stアルバムを〈MOPH RECORDS〉というところから出したんです。それを〈SOUND OF VAST〉を主宰しているKNOCKが気に入ってくれてて、出しませんか?と声かけてくれたのが始まりだったような気がします。
ULTIMATE YOKOTA 1991 - 2019 (2LP)
ジャパニーズハウスの先駆的プロデューサーShinichiro Yokota によるキャリア総括のアルバム・リリース
2019年11月21日 / LP(レコード) / NED
カートに商品が追加されました。
Sisi ご自身のプロダクションの中でTHE PEOPLE IN FOG名義はどのような位置づけなのか教えていただけますか?
DJ SODEYAMA DJ SODEYAMA、THE PEOPLE IN FOG、もう1つ殆どやってないというか2009年に出した1枚しか活動してませんがLO:BLOCというダウンビート名義があります。THE PEOPLE IN FOGとLO:BLOCは別なものというよりは、DJ SODEYAMAに存在する一部分を書き出したもの、って感じですかね。
Sisi それはハウスという側面を、ということですか?
DJ SODEYAMA そうですね。ハウスというジャンルというよりは、グルーブ感の部分ですかね。
Sisi DJ SODEYAMAとしてご自身の〈ARPA〉やNINA KRAVIZの〈трип〉などからのリリースを経てテクノ・シーンでキャリアを積んできていたと思いますが、この機に原点ともいえるハウスに回帰することに至ったのには何か特別な思いがあったのでしょうか?
DJ SODEYAMA 最初THE PEOPLE IN FOGとしてのプロダクションはハウス要素はありつつミニマルハウスっぽいものをイメージしていたのですが、"HIGHER"を未だに使ってくれている人が多くて、嬉しい反面、がっつりネタものハウスなので、なんかモヤモヤしていたんです。(笑)
19年に入った頃からアルバムの製作はしていて、それもやはりミニマル要素が強めでした。20年春頃が締め切りくらいの感じで進めていたのですがコロナになり、いろいろと考える中で、僕自身が急激に制作意欲が無くなってしまったんです。そのタイミングでKNOCKから連絡があり、レーベルとしても今リリースできる状況ではないと相談され、話し合いをして白紙に戻しました。そんな中、レコード聴く用に1台タンテは持ってましたが15年くらいDJセットを持ってなかったのですが、DJをしたかったので中古のミキサー買ってDJセットを設置してみたんです。自然と90年代のハウスなんかを聴き直したりしてました。そういう気分だったんでしょう。そんな日々が1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と経ち、このままじゃダメだとスタジオの電源を入れることにしました。そのタイミングで再びKNOCKから連絡をもらって、〈SOUND OF VAST〉としても停まってても仕方ないし、21年の何処かでアルバム出せるように進めてみませんか?と言ってくれて、再び動き始めることにしました。その時に、よりハウスにフォーカスしたアルバムにしようと話し合って方向性が見えた感じでした。その3ヶ月間はいろんな音楽を聴いたというよりは、自分のルーツを振り返る期間になったんです。
なので、タイトル「1977」も自分のルーツであるハウスミュージックが生まれたとされているシカゴのクラブWAREHOUSEのオープンした年にしました。自分の生誕年でもありますがタイトルの意味ではないです。(笑)
Sisi なるほど、それでは今回のアルバム「1977」は、幸か不幸かコロナ禍が自身のルーツを辿るきっかけとなって、結果これまでのプロダクションを拡張するに至ったということなんですね。”HIGHER”についてはモヤモヤしていたということですが、それはサンプリング要素が大きいということからですか?僕からするとトレンドともいえる今日のEDITカルチャー隆盛の中で、そこまでとは思ってしまいますが、それでは「1977」と「HIGHER EP」、どちらもSODEYAMAさんの中のハウスを燻り出したものではあるが、それぞれは別のフォーマットで制作されたということなんですか?
DJ SODEYAMA EDIT、サンプリングカルチャーは、それはそれで好きです。
言ってしまえば、909の実機を鳴らしててもDAWに録ればサンプリングしてるのと変わらないですし、売ってる精度の良い909のサンプルも録音環境などの差はありますけど一緒ですよね。
ちょっとしたビートやメロディーなどのループや単音とかも何でもサンプルで売ってる時代で、パズルのように組み合わせれば曲って作れるけど、それよりも僕はその1つのループがどうなってるか、どうやって作ってるかが気になるんですよ。なので、かっこいいサンプルループがあったとしたら、それを真似して自分で作ってみたりする。その過程が勉強にもなるし、自分らしさを出す部分になるのかなと。そうやって、出来る限りサンプルを使わなくても音楽を作れる勉強をする事もあります。
なんせ僕は楽器も何もできないし、音楽作る才能に恵まれてるわけでもないし、勉強をするしかないんですよ。今でもサンプルループを全く使わないわけではないですが、出来る限り作り出すように努力はします。
なので、”HIGHER”や、今回の「1977」に収録されている”Mr. DUB”ですけど、完全にサンプリングありきからのスタートなので、しかも声のサンプルなので作りようがない…(笑)なので、モヤモヤします。
〈трип〉から出してるMILESなんかはボーカル入ってますけど、ちゃんと歌い手さんに頼んでるので、モヤモヤしません。
Sisi そこには本来のテクノのプロデューサーとしての美学があるんですね。ただ、おこがましいようですが、ソウルやディスコといったブラック・ミュージックから派生してきたハウスの歴史を鑑みれば、「1977」はその系譜的なサンプリングの妙もあって真性のハウス・ラバーやエディット・プレイヤーといったより幅広いリスナーを捉えていると感じます。”Mr. DUB”なんて最高ですよ、あんなに太くてフォギーな”DOCTOR LOVE”なんてTHE PEOPLE IN FOG以外でなし得ないと。そういう意味でTHE PEOPLE IN FOG作品に関しては、あまり靄々とせずに、数多のサンプリングの上に成り立ってきたハウスというジャンルの派生の新たな可能性を示していただければなと、いちリスナーとしての思いです。
また本作にはこれまでのSODEYAMA作品には見られなかった客演アーティストがクレジットされていますが、客演を迎えた理由やアーティストについて教えていただけますか?
DJ SODEYAMA プロダクションで客演は、昔はちょこちょこやってるんですよ、DJ BAKUとかMOLDとかSALMONとか。ここ数年はやってなかったのですが、久しぶりにやってみようと思った理由は色々あって、まずはコロナになりDJやパーティーが出来無い中で、もっと音楽と向き合うべきだと思ったんです。パーティーがなくても音楽は作れるので、今って良い時間だと思うんですよ。
参加アーティストの殆どはリリース経験が無い人や少ない人を選びました。経験値や知識や技術が少ないけど頑張りたい人をフックアップして行くことが一つの課題で、技術やセンスがあるかないかというとこよりも、やって行く中で成長してくれたらそれで良いかなくらいな感じでした。多分大きなお世話だし、偉そうに人様のレーベルで何してんだって話ですよね。
勿論誰でも良かったわけではなく、作ったものを何曲か聴かせてもらって、荒削りでも可能性が見えた上で声かけてますよ。ネームバリューある人とやったほうがセールスにも繋がるんでしょうけど。
地方の人もいたり、このご時世なので、データのやり取りの人もいれば僕のスタジオ来て一緒に作業した人もいるし、やり方はバラバラです。ただ1つだけルールはあって、最初のパーツだったり切っ掛けは僕ではなく客演側から始めるという事でした。
Sisi SODEYAMAさんのようなベテランが舵をとって、一つのプロダクションを通じてプロデューサー同士が繋がっていく、スキルアップを目指すというのはドメスティック・シーンの明るい未来を感じます。音楽だけに限らず先達の人間がフックアップできる環境というのは純粋に将来性がありますよね。
DJ SODEYAMA ソフトや機材の使い方は、インターネットや説明書を見ればいくらでもあるわけで、そうじゃない部分を共有したり、お互いが学べると良いですよね。
Sisi ただ一つのルール『最初のパーツだったり切っ掛けは僕ではなく客演側から始める』というのはどういった理由からなんですか?
DJ SODEYAMA 決して見下してるとかじゃなくて、筋は良いけどかなり荒削りな人もいたので、その荒削り感を活かしたかったというか。まだまだ僕も荒削りですけど、僕からのスタートだとやりづらいかなと思ったんです。ちょっとしたループでも何でも良いから、相手から貰って、それを僕が触って、相手が触って、象っていく。
例えばですけど、凄いチープな音も、音を作り込んだり質感や温度を作り込むだけで、急に先が見えたりするじゃないですか。それを感じれると頭でメロディーやシーケンスで考える作り方以外の作り方になる。ダンスミュージックに必要な部分だと思うんですよ。その変化を最初に与えたかったって感じですかね。
Sisi 差し支えなければ客演アーティストとの制作スキームについても教えていただけますか?
DJ SODEYAMA HIROYUKI KATOくんは名古屋のDJで、昔からよく一緒に名古屋でDJをしてました。殆どリリースがないですが制作をやってるのは知ってたし、技術もあるしセンスも好きだったので声かけました。イメージしてた通りに作業はできましたね。
SUNGAくんは去年の野外パーティーの現場が一緒で、バンガローが一緒だったので切っ掛けで知り合い、一緒に何かやろーなんて所からウチに遊び来たりするようになって、一緒に作ってみました。一番ノリで作った感じです。(笑)
MONKEY TIMERSは、もともと片割れのTAKEと、たまに下らないLINEのやり取りをしたりするのもあって、一緒やろーよーって言ったら、やりましょーって言ってくれたので。(笑)おそらく本人は本当にやる事になるとは思っていなかったと思います。ごめんね。
S.O.N. くんは静岡で一緒にパーティーをやっているクルーの一人で、DJではないですが静岡クルーで唯一制作をやっている人です。静岡には毎年3回も4回も行くので、僕が出来ることがあれば何かやろうやろうと話していたこともあり、声をかけました。
毎晩毎晩夜な夜な曲を黙々と作って、人一倍努力をしている人です。
YOSAくんは昔から知ってるのもあるし、今回の客演の中で制作リリース経験が一番あります。初期の頃の音楽性と今の彼の音楽性を聴く中で、初期の音楽性を引き戻しつつ、今彼が作ってみたい感じを反映させて行くようか感じで一緒に作業しました。
Sisi やはりパーティーを通じたコミュニケーションの中で広がった人選なんですね。
DJ SODEYAMA 他にも何人か、やろーよーって声かけたりした人もいましたけどね。
なんなら曲作ってないDJにも声かけましたよ(笑)
Sisi あ、すいません…かけられたかもしれない..。
それでは最後にコロナ禍中まだ大変な時期が続いていますが、現在の活動や今後の展望について前向きな話を聞かせてください。
DJ SODEYAMA 日々の時間はありますが、残り時間は少ないので、次のアルバムを作ろうと思います。どの名義になるかは分かりません。他にもクラブ界隈ではない音楽家の人と一緒に制作もしていて、凄く勉強になってます。あとは、いくつかのEPやREMIXのリリースの予定はありますが、詳細は追って発表していくつもりです。
特典音源DOWN THE DRAIN FEAT. SUNGA (LICAXXX REMIX) + アルバム未収録曲2曲DLコード付属/DJ SODEYAMA別名義ニューアルバム
SOUND OF VAST / NED / LP(レコード) / SOV018 / 1008282346 / 2021年07月07日
3,520円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
商品詳細情報
特典音源
*DOWN THE DRAIN FEAT. SUNGA (LICAXXX REMIX)
*アルバム未収録曲2曲のDLコード
DJ SODEYAMAのニューアルバムは別名義 PEOPLE IN FOG!!! なんと8年ぶり! 1977年、すなわちHOUSE MUSIC生誕の場所、シカゴのWarehouseが誕生した年を意味。キャリア30年近いDJ SODEYAMAの経験と知識が惜しみなくWarehouseスピリッツで形作られたフル・ヴォリュームなハウスミュージック・アルバム!
東京を拠点に活動するDJ Sodeyamaの別名義The People In Fogによる8年ぶりの新作『1977』が〈Sound Of Vast〉よりリリース。
DJ Sodeyamaは、日本のアンダーグラウンド・エレクトロニックシーンを長年に渡り牽引してきた。ここ15年ほどは、テクノをNina Kravizの〈трип〉や〈Dynamic Reflection〉、自身のレーベル〈Arpa Records〉などからリリースを重ねてきたが、ここ数年はハウス・グルーヴやユニークなビートが特徴的な彼の別名義The People In Fogに焦点を合わせ新作に取り組んだ。デビューアルバム『A Ray of Light』を8年前にリリースした後、アムステルダムにて設立されたレーベル〈Sound Of Vast〉から3枚のEPを発表、中でも“Higher EP”はスマッシュヒットを記録した。
新作の『1977』のタイトルは、多大な影響力を持つシカゴのクラブWarehouseが誕生した年を意味し、パーカッシヴで催眠的なオープニング“South Jefferson”と“Less Is More”で幕を開け、ジャズの美的要素が混在した“No Boundaries”、グルーヴが強調されたダンスフロア仕様の“Come To Me feat. Monkey Timers”、スウィングするドラムや蛇行するベースグルーヴ、そして歌声に重きを置いた“Mr. Dub”など、作品を通じて様々なスタイルのハウスミュージックを表現している。
最後の3曲は、繰り返す303のぎこちないラインや空気のようなパッドの質感、ダイナミックなドラム、クセになるようなヴォーカルフックなどアシッド・ハウスの影響が色濃く出ている。
『1977』は、30年近くに及ぶDJキャリアで蓄積された知識と経験、そしてSodeyama自身の音楽への情熱が1つの長いプレーヤーにまとめられた作品となっている。
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