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【国内プレス/オリジナル・レコードを可能な限り詳細に再現した紙ジャケット仕様(シングル・ジャケット)/アーティストによる2021年リマスター/新規ボーナストラック収録/解説:祖父尼 淳】
カルト的人気を誇る70'sスウェーデン産ジャズロックバンド、ロータスのメロディアスでアンサンブルを重んじたジャズロックを展開する74年デビュー作が世界初紙ジャケットCD化!! アーティストによる2021年最新リマスター、完全初公開となるスタジオ・デモ音源を新規ボーナストラックとして収録した決定版!
ロータスは70年代初頭に活動していたスウェーデン産サイケ・ロックバンドのアソカ(ASOKA)に在籍していたアンデシュ・リンドバル(チコ)、クラース・エリクソン、ロベルト・ラーションらによって結成されたインスト・ジャズ・ロックバンドであり、70年代中期に2作を残すもセカンド・アルバムの発表直後に解散。2000年代前半に自主レーベルより両タイトル共にCDで再発されるも直ぐに廃盤・入手困難となり、今回は念願の再発といえる。
本作は'74年に発表されたデビュー作。その音楽性は一口にジャズ・ロックといっても各人のソロ回しや即興性を押し出したものでは無く、エレピの使用など後の路線を思わせる箇所もありつつもむしろ70年代初頭のオルガン・ロックの残り香が漂ってくるかの様な、メロディとバンドのアンサンブルに重点を置いた、温和かつ素朴な側面が光る内容。そして前述の再発盤にボーナストラックとして収録された1975年のライブ音源を今回も採用。時期的にファーストとセカンドのミッシング・リンクと云え、音楽性はファースト寄りではありながらも、その中で後にセカンドに収録される「ダンスホールの狂騒」が演奏されている点は見逃せない。更には今回が完全初公開となる'75から'76年の間に録音されたとされるスタジオ・デモ音源を収録。リリカルなメロディ・演奏と土着的な音が入り混じって心地良く響く、幻としてしまうには惜しい程の高品質なジャズ・ロックが堪能出来る一作です!
LOTUS (PROG: SWE) / ロータス