3/9リリース直前! FOXPILL CULT×ROMANATION スペシャルインタビュー(後編)

  • DIW PRODUCTS GROUP
  • ニュース
  • 2016.03.03

    • LINE

    • メール



    2016年3月9日に新作EP「ROMANATION」がリリースとなるFOXPILL CULT。
    2015年は、1月にアルバム「邪宗門」、8月にミニアルバム「蠅になろう」をリリース。
    2016年もさらなる大躍進が予想される。
    発売が待ちきれないアナタのために、レーベル×アーティストインタビューを前編・後編に分けてお届け!
    リリースまであとわずか!
    彼らからますます目が離せない!!!

    お知らせ
    ◆制作中であったMV「レストランド」が完成!本記事↓の曲解説のところでも動画が見られます。
    ◆ディスクユニオンが発行するフリーペーパー「FOLLOW-UP」2/25発行号にFOXPILL CULTのインタビューが掲載されました。本記事とは別内容のこちらもスペシャルなインタビューとなっていますので是非手に取って読んでみてください。





    INTERVIEW(後編) <前編はこちら>

    FOXPILL CULT
    ・西邑卓哲
    ・Shinpei Morishige
    ・プエル
    ・Boo(サポート)

    INTERVIEW
    ・藤本達也(ROMANATION/ディスクユニオン)

    ARTIST PHOTO
    ・荒川れいこ(zoisite)




    ――――2015年にアルバムとミニアルバムを出していて、今回も7曲入りなので、かなり早いリリースペースですね?


    西邑卓哲(以下:西邑) 今は音楽以外のことをやっていないですから、毎日曲を作って練習して、ライブをしてっていうのが当たり前のサイクルにあるんです。
    自分の過去の経験からも、作品を残していかないと時と共に忘れられてしまうのではないかという事もありますし。


    Shinpei Morishige(以下:Morishige) その時その時の空気をパッケージすることも重要だよね、過去には過去、今は今、未来には未来にしか出来ない作品というのがあるし。

    西邑 自分は昔は打ち込みメインで曲を作っていたんですが、メンバーが揃ってきたことによって、その瞬間毎の音を残したいという気持ちが強くなりました。

    Morishige 僕も過去に出してきた作品自体には後悔はないけど、フレーズやプレイの単位でみると作品を出した次の日から後悔が出てきてしまうから。
    音楽家としては常に前進していくものだと思うし、それを残していくものだと思います。それが当たり前。



    ――――今作の作品はいつ頃から動き出しましたか?

    西邑 8月頃から構想はスタートして、僕は舞台の「虚飾集団廻天百眼」の音楽監督、制作もやっているので、まず先にそっちで15曲くらい作っている時期があって。
    そのサントラ※も4月に出るんですけど。(※「舞台『屍のパレード』サウンドトラック」規格番号:100ME1115)
    本格的な部分では10月~12月までの期間で、コード進行と仮歌だけのデモからみんなでアレンジを考えて。集中して作りました。

    ――――今回はプエルさんの音が際立っていますね。メンバーが変わったことで、何故か以前からのメンバーであるプエルさんの音の存在感が増したというか。

    プエル 今まではデモ段階でも完成に近いところまで煮詰めてから西邑さんが持ってきていたんだけど、今回は青写真の段階で送られてきたので、すごく開拓の余地があって。
    まず、どうしようって(笑)

    西邑 プエルの良さは、ギチギチのストイックではないんだけど…別の意味で音に対してすごく真面目な面があって。
    今の4人のメンバーになったことで、すごくやり易くなりました。
    プエルの主体性…プエルが原曲とは全然違う解釈でアレンジのアイディアを出してくることが自然になってきて。
    彼自身、体内に自分のリズムを持っているから、Boo君のドラムに呼応していくことでバンド全体の音がどんどん変わってくるんです。

    プエル 今まではじっくり考えてフレーズを作ってくるということがあまりなかったから、今回はその部分で変わったかもしれません。





    ――――今回の作品「ROMANATION」の収録曲について、順に解説してください。

    1. ROMANATION


    西邑
    実を言うと、この曲は最初はこのアルバムの収録候補に入っていなかったんです。
    このメンバーと出会っていなかったら、この曲がこのミニアルバムに入ることも、このタイトルになることもありませんでした。
    結果的には「ROMANATION」の象徴という感じの曲となって、これで突き抜けることができたと思います。


    最初はもっとダンサブルなニュー・ウェーヴ寄りのサウンドのものを先行曲にしたいと思っていて、別の曲があったんだけど。
    メンバーからも「もっと!」と焚き付けられた部分があって…。
    この「ROMANATION」原型となった曲は、次回の作品に入れるつもりで温めていたんだけど、みんなで聴いて、この曲をしっかり作りこもうということになったんです。


    Morishige 目指したものはFOXPILL CULTにしかできないニュー・ウェーヴだよね。
    僕は外にいたときから見ていたから、FOXPILL CULTに求める要素がいくつかあって。
    こういったメロディの強いポップな曲ができるっていうのが一つの大きな柱だと思っていて、僕が(バンドの)中に入ってやりたかったことでもあります。
    大きな柱という意味では、次の曲もそうですね…。




    2. レストランド feat.吉田達也



    西邑 「レストランド」は僕のルーツにかなり寄った部分があって、ZENI GEVAとかあぶらだことか。変拍子とかも好きで。
    勿論そのままやるのではなく、途中から曲調が変わって、ラスティックやハードコアなんかの今まで対バンから吸収した要素も入っています。


    プエル 色で例えると、前半が赤黒い色、後半がセピア色っていう感じ。アレンジも楽しかったね、この曲は。

    ――――吉田達也さんがドラムで参加されていますね。

    西邑 僕が影響を受けた…吉田さんが叩いていた頃のあぶらだこ、最近は吉田さんはあまりそういう活動はされていないじゃないですか。
    吉田さんに是非叩いて欲しくて…この曲を作って、お願いして叩いてもらって。僕たちとしては最高の出来だと思います。


    プエル 曲の後半は、今までのFOXPILL CULTとは違う境地でのストレートさが出せたたと思います。

    西邑 バンドが成熟してきて、ストイック×ダークでなく、そこにラフさやジョークの部分も出せるようになって、すごい象徴的な曲だと思います。

    Morishige 「ROMANATION」と「レストランド」の2曲で今のFOXPILL CULTという感じですね。



    3. 場依存/怪人 feat.吉田達也

    ――――この曲も吉田さんがドラムで、凄いことになっていますね。

    西邑 元はストレートな曲調で、もっとゴスっぽいつもりだったんだけど、プエルが全く別の解釈をしてきて…。
    デモを渡した段階で、彼の頭の中ではホーンセクションの音が鳴っていたらしく(笑)


    プエル 自分にはこの曲はジプシーパンクに聞こえていて、スタジオで(自分のアイディアを)みんなで聴いて、こっちがいいんじゃないか?となりましたね。

    ――――この曲も歌詞は日本語なんですよね、コーラス部分の語感なんかは英語だと思っていました。

    西邑 勿論洋楽からも影響を受けているので、どうしても語感やフィーリングは洋楽っぽくなる部分はありますね。
    但し、歌詞や文学の面での影響から日本語に挑戦し続けていきたいということは、自分のテーマとしてずっと持っているので、そこは考えながら作っています。




    4. デカダンス

    Morishige 最初はこの曲を先行トラックにするかもしれなかったんだよね。
    言葉のイメージ通りのニュー・ウェーヴに一番近いサウンドにプラスして、僕達らしいちょっとしたジョークの要素が入っている曲だったんですよね。
    「へいおっさん!」「ようデカダンス」って言ってるし(笑)


    プエル ある意味では、「NEW ROMANCER」(2013年発表。New Wave of New Romantic期の1stアルバム)の頃の音に近いよね。

    西邑 今回の収録曲の中では一番最初にライブで披露したこともあって、この曲が今回の「ROMANATION」のすべての始まりでもあったと思いますね。



    5. 眼が釈迦

    ――――この曲、大好きです。

    Morishige このアルバムではちょっとしたアクセントとなる曲だよね。

    西邑 この曲はちょっとプエルの顔を思い浮かべながら作りました(笑)彼がジプシーパンクとか聴いている話とかを思い出しながら。
    他の曲は結構時間をかけて進行や構成を考えたんですが、この曲だけはぱっと閃いてすぐにデモを録ってしまって。
    構成はシンプルなんだけど、メンバーそれぞれでアイディアを出して、お互いに引っ張り合って完成させました。


    プエル 最初に俺が張り切りすぎちゃって軍歌みたいになったんですけど、少し一歩引いてみたら、音の質感がThe Specialsみたいだなって丁度いい感じになって。
    裏打ちの部分なんかもワルそうな音してますよ。ワルそうな音。哀愁もあるし。




    6. KARMIC RECORDER feat.吉田達也

    西邑 この曲は構想の段階では一番最初にあった曲。
    前回のリリースの後で、次を音源を出すならこの曲を推していこうと思って時間をかけていた曲です。
    ファンクの要素とストレートなリズムとメロディという要素があって。それを吉田さんに叩いてもらって。
    ずっとこんな曲をやりたいっていう思いがあったんです。
    今回、そのタイミングが合ったのと、曲を再現するための技術がバンドとしても上がってきたことを実感できました。


    プエル Booちゃんのデス声も入っているし。

    Morishige ファンクとデス声って(笑)



    7. 音のない太陽

    ――――プエルさんのピアニカソロのフレーズが素晴らしいですよね。

    プエル 音のイメージはバイオリンで、最初はバイオリンの音を入れたかったんですよ。
    結果的にはピアニカでよかったと思うんですけど。
    曲のリズムは南米のリズムなのに、冷たい質感があって。面白いと思います。


    ――――楽曲構成はシンプルな繰り返しの進行で時間も6分くらいあるのに、表情がどんどん変わっていくので、
    長さを感じさせないですね。


    Morishige みんなでアレンジをしたっていう意味では、この曲が最もバンド感が出ていますね。

    西邑 プエルがリズムのアクセントとしてのトライアングルを入れて、エンディングのシンセのメロディはMorishigeが持ってきて。
    本当は俺が囁き続けるはずのパートのところに、プエルがとても良いソロを被せてきて…(笑)


    プエル あ、そうなの??

    西邑 ライブでも俺はやることがなくて、一番の見せ場であるはずの部分で、ひとりでずっと壁の方を見ていなきゃいけない(笑)

    ――――大変ですね!(笑)

    西邑 それがあることで6分という長さを感じさせない、すっと聞いていられる…バラードなのに一番バンドの力が出たという感じです。




    ――――今回は良い意味で、全体的にギター以外の楽器の音が前に出ていますね。

    西邑 今までは自分が頑張って引っ張らなきゃバンドが成立しないっていうところがあったんです。
    今はメンバーを信頼できていて、それぞれが好き勝手にやっても良いものができるというか…俺が全てにギターの音を入れる必要がないというか。


    ――――それが結果的に、他にはない個性に繋がっているのかもしれませんね。

    Morishige そうかもしれませんね。




    ――――色々挙げてもらいましたが、アルバムのどの部分をみんなに聴いて欲しいと思っていますか?

    西邑 今回はアルバムの1曲目の「ROMANATION」のBoo君のスネアの一発目だけでもバンドの音が変わったというのが分かると思うし。
    さらに別の曲で吉田さんのものすごい音も加わって。
    最初から最後まで、今までのFOXPILL CULTとの空気の違いというか…そういった部分をアルバムを通して聴いてもらいたいです。


    プエル メンバー全員の個性が出たと思うし、そういうところを聴いてもらえるといいんじゃないですか。

    Morishige 俺はアレだね!3曲目の「場依存/怪人」のサビで、俺が弾いているYAMAHAのTak Matsumotoモデルのクリーンのアルペジオを聴いて欲しい。
    ニュー・ウェーヴ的なギターのアプローチは敬愛するSUGIZOさんから影響を受けてます・・・†



    ――――ここで自分のプレイの話を始める!?しかも貴方、ギターも弾いていたんですね(笑)

    西邑 このクリーントーンの邪魔になるからと言って、俺のギターの音を下げさせられたんだよね(笑)

    Morishige (話を戻して)ジプシーパンク、ニュー・ウェーヴ、オルタナティヴ感がいい具合に引っ張り合えていると思います。
    Booちゃんのドラムもライブで凄いことになっているよね。


    Boo …頑張ります(笑)


    ――――幸先のよいスタートですが2016年はどんな活動になりそうですか?何かやってみたいことはありますか?

    Morishige 色々な対バンをしたいよね。

    プエル 外に向けてね。

    西村 このメンバーでならどこにでも行けると思っているので、今は自由な気持ちがあって。
    俺たちがやることで、それを感じてもらえるライブや音源を作っていきたいです。

    Morishige 僕らは自由なROMA人だからね。

    プエル みんな食いしん坊だから、バーベキューもしたいよね。

    Morishige ライスバーを追求したいね。

    Boo ご飯食べ放題!

    Morishige 渾身のアルバムを作って、スペシャルサンクス欄に料理屋の名前だけを並べてみたい。
    文字通り、僕たちの血となり肉となり・・・米と豚骨だけで作られた俺たちの魂を・・・†



    ――――2016年はいっぱい食べていっぱい良い音楽を作ってください。ありがとうございました。






    <NEW EP>                                                                   
    アーティスト : FOXPILL CULT
    タイトル : ROMANATION
    発売日 : 2016/03/09
    フォーマット : CD
    レーベル : ROMANATION
    価格 : 1,800円 + 税

    <Tracklist>                                                                   
    1.ROMANATION
    2.レストランド
    3.場依存/怪人
    4.デカダンス
    5.眼が釈迦
    6.KARMIC RECORDER
    7.音のない太陽

    ★ディスクユニオンオリジナル特典”CD-R”付き★
    「mirror」(※初のセルフカバー集!!)
    収録曲
    1.「光学異性体」(虚飾集団廻天百眼)
    2.「DEAD TIME」(FOXPiLL)
    3.「グルグル」(FOXPILL CULTプエル版)

    数に限りがございますのでお早めに!

    <Link>                                                                    
    FOXPILL CULT オフィシャルサイト