杉瀬陽子と堀込泰行(元キリンジ)のツインボーカルによる、珠玉のアーバンメロウナンバーが完成!

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2017.08.02

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南カリフォルニアにある湖と名を同じくする謎多き邦人バンド、ザ・レイク・マシューズ。そのテイクオフ・シングル「Pegasus」は、失われた地平線を後に未だ見ぬ惑星を目指すという光年スケールのスペース・オデッセイながら、身の丈に合った言葉とメロディーでひと夏の感傷のような甘い気持ちを抱かせてくれる。タイトルのペガサスとは、新たなアダム&イヴになった彼らを運ぶロケットのことかも知れない。そして、選ばれし乗組員は杉瀬陽子、堀込泰行、伊藤隆博、伊賀航、北山ゆう子の5人。ノアの方舟に微かな、しかし揺るぎない夢と希望を乗せて ---
楽曲はメイン・ヴォーカル杉瀬陽子の書き下ろし。『音画』('11)『遠雷』('13) 『肖像』('15)と3枚の名作で確かな資質を証してきた彼女は、懐深いキャッチーさでミドル・オブ・ザ・ロードのスタンダードを成しえるメロディー・メイカー / シンガーだ。
そんな彼女と絶妙のハーモニーを聴かせてくれるのがもう一人のシンガー、堀込泰行。一昨年、杉瀬の「五月雨ニ鳥」を共作・デュエットして高め合った2人ならではの声の混ざりで、奇しくもキリンジ時代の泰行名曲「エイリアンズ」のアンサー・ソングとも取れる曲想であるのがまた嬉しい。
そうして呼び込んだスウィート・ソウルを潤いのグルーヴで包んでいるのが、伊賀航 &北山ゆう子のリズム隊に伊藤隆博の鍵盤 & トロンボーン。細野晴臣、鈴木慶一、青山陽一&BM's 、曽我部恵一、キリンジ、ソギー・チェリオス、 etc. 幾多の名助演でお馴染みの 3人は、もはや平成のキャラメル・ママと呼べる域にある。ここではアーバンなハイ・サウンドやメロウなマイアミ AOR を隠し味に心ゆくまでツボを突いてくる匠プレイヤーズに徹している。
宇宙の静寂で片道切符の男女 5 人夏物語。季節を外れても終わらないのは、避けて通れない運命の歌がウォーキング・テンポで廻り続けるから --- という近未来夢から覚めての B面カップリングは、スパイダースのカヴァー「ノー・ノー・ボーイ」。他愛なき恋路の掛け合いソングに現を抜かすことでムッシュかまやつへの洒落たレクイエムとしている。これも彼らならではの流儀だろう。旧世代の普遍性を継ぎながら新世代的ポテンシャルも溢れさせて飛び立つ彼らに Good Luck !! Forever, Pegasus.
(文:ライター/除川哲朗)

<New title>                                         
アーティスト : THE LAKE MATTHEWS
タイトル : PEGASUS / NO NO BOY
発売日 : 2017/09/20
価格 : 1,800円 + 税
レーベル / 品番 : Kissing Fish Records (KMKN3)
フォーマット : 7"

<Biography>                                          
THE LAKE MATTHEWS(ザ・レイク・マシューズ)
大阪在住のシンガー・ソングライター、杉瀬陽子の自主企画イヴェント「杉瀬陽子のゼロ・アワー」の為に結成された期間限定の“ミステリーバンド”。イヴェントは8月27日(日)に下北沢・440にて開催されるが、チケットは一瞬にしてソールドアウトとなった。メンバーは、大阪在住のSSW・杉瀬陽子、堀込泰行(ex.キリンジ)、伊藤隆博(堀込泰行、YUKI等サポート)、伊賀航(細野晴臣、星野源等サポート)、北山ゆう子(堀込泰行、キセルサポート等)といったいずれも日本屈指の手練揃い。今秋には同シングル曲も収録予定のミニアルバム発売、12月にはレコ発ライヴを予定している。