台湾インディー・バンド淺堤 Shallow Levée 1stアルバム発売記念インタビュー

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2020.07.31

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1stアルバム『不完整的村莊The Village』の日本盤を8月5日にリリースする
台湾・高雄出身の4人組インディー・ポップバンド淺堤 Shallow Levée。
日本語での情報がまだあまりない彼らにバンドの歴史や来日ツアーの思い出、
影響を受けた音楽などを語ってもらった貴重なインタビューです。




・メンバーの自己紹介をお願いします。

Yi-Ling (以下Y) : Hi! 私はイーリン、ボーカルとギター担当です。

Hong-Cha (以下H) : 僕はホンチャ。ギタリストです。

Patrick (以下P) : パトリック。バンドでベースを弾いてるよ。

Sam (以下S) : 僕はサム、ドラマーです。


・バンド結成に至るまでの経緯を教えてください。

Y : 私たちは大学時代からの友達でした。最初は私の作品を世の中に出したくて。そのときはメンバーは3人だけでした。そこから前のドラマーとパトリックに出会い、昨年からサムが入りました。バンドのサウンドとしてはより完璧に、ダイナミックになったと思います。


・バンド名"Shallow Levée"の由来を教えてください。

Y : 初期の3ピースだった頃は"Yi-Ling Tsai"というバンド名で活動していました。そのあとバンドが4ピースになったので、この名前から変えるべきだと思いました。メンバーはみんな"Shallow"という美しい単語が似合うと思って、"Levee"という単語は自分たちの環境を表すのにピッタリの意味だったので。それを繋げてバンド名にしました。


・Shallow Levéeの地元、高雄はどんなところですか?

Y : 私たちはみんな高雄出身です。この街は川と港と山に囲まれています。ずっと工業地帯として成長が続いてきた街で、若い世代の人たちは台湾で一番大きな都市の台北に移ってしまったりしていますが、私たちはこの場所が大好きです。どこよりも私たちがのんびり出来るのが高雄という街です。





・今回のアルバムに込められたメッセージを教えて下さい。


Y : 今回のアルバムは"The Village"というタイトルにしました。科学やテクノロジーが進化して私たちの生活は"もっと便利"になりました。でも、例えば私自身は情報が溢れている時代の中で"もっと幸せな人間"にはなっていないことに気付いたんです。
世界はどんどん進化しているはずなのに、私はまだ何かが間違っているような気がしたり、悲しいと感じることがとても頻繁にあります。
だから、どこかに私が少しだけいられる居場所がないかな?って考えて。そんな場所が実際に存在するかどうかではなくて、"The Village"というものを作り、愛情を必要としている人を受け入れるべきだと思いました。


・メンバーの音楽的ルーツ、特に今作へ影響を与えた音楽は何ですか?

H : 僕はクリエイティブなサウンドがとても好きなんだ。みんなでWilco、The Strokes、ミツメだったり、ジャズのような音楽も参考にしたりしていたかな。

S : 台湾のインディーバンド達からもかなり大きな影響を受けているよね。


・今回のアルバムでメンバーが好きなトラックを教えて下さい。

Y : 私は"傳道的人 Seeker"が好き。今回のアルバムのメインコンセプトになった曲でもあるし、人生について私にいろいろ考えさせてくれる曲でもあるから。

H : 僕は一番最初の曲"樹影 The Village"が好きかな。

P : "永和 Dear Friends"だね。

S : "信天翁 Albatross"が好きだな。僕のホームタウンや愛について歌っている曲だからね。とてもロマンティックな曲だよ。







・Tron Music Agencyと出会った経緯を教えて下さい。

S : 僕たちはずっと昔から知り合いだったし、以前から交流もあったりして。今回Tron Musicを通じて海外と繋がることが出来てとても嬉しいよ。


・今までのジャパンツアーの印象はどうでしたか?

Y : 前回私たちは下北沢に泊まりました。それが私たちにとって初めての海外でのライブで、最初は言葉が通じるか心配でした。でも実際にやってみたら、やっぱり音楽に国境はなかった!

P : みんなで中目黒でAFURIラーメンを食べて、川沿いを散歩したり。今度はもっとたくさんのラーメンをトライしてみたいよ!

H : Yes! それにライブハウスのスタッフの人たちはみんなプロフェッショナルだったね。


・台湾でオススメのバンドやアーティストはいますか?

Y : 私たちのプロデューサーのソロプロジェクト。彼はEasy Shenっていうの。

H : 風籟坊(Windmill)、非人物種(Inhuman)かな。

P : 百合花(lilium)、非人物種(Inhuman)。

S : 滅火器(Fire EX.)。


・日本で好きなバンド、または対バンしてみたいバンドはいますか?

Y : 私はフィッシュマンズが好き! あとはミツメ、サニーデイ・サービスも。

H : 僕もフィッシュマンズ、ミツメ、bloodthirsty butchers、サニーデイ・サービスが好きだね。

P : 僕はquizkid、bloodthirsty butchers、氣志團、ゴールデンボンバー。

S : ZAZEN BOYS、ELLEGARDENかな。


・日本のファンへメッセージをお願いします。

みなさん! 私たちはShallow Levéeというバンドです。私たちのニューアルバムが8月5日に日本で発売になります。もっと私たちのことを知ってもらえるようにTwitterやInstagram、Facebookをフォローして下さい。 また日本に行ける日をとても楽しみにしています。お気をつけて!

 
*インタビュー・翻訳: Yusuke Kimura (ROCK MADE)



淺堤 Shallow Levée
台湾高雄出身。楽曲は主にボーカル 依玲 Yi-Ling Tsai が日常生活の中にあるストーリーや繊細な思いをテーマに、中国語と台湾語で作詞作曲を行うため、穏やかなメロディーと共に独特な表現や多彩な感情が歌詞に込められている。
2016年に1st EPをリリース、シングル《怪手 / Excavator》が“金音創作獎 Golden Indie Music Awards"のベストロックシングル賞にノミネートされる。
2017年には2nd EP《湯與海 / Soup & Ocean》をリリース。台湾国内やアジアの大型フェスへの出演に加え、2019年にリリースした《陷眠 / Daydreaming》の全国ツアーでは全公演がソールドアウトしメディアの注目を集めた。
2020年に1st アルバム《不完整的村莊 / The Village》をリリース。
Twitter: @shallow_levee
Facebook: @shallowlevee
Instagram: @shallow_levee
SHALLOW LEVEE / シャロウ・レヴィー / 淺堤 / THE VILLAGE / 不完整的村莊
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