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★湖上のオペラ「ブレゲンツ音楽祭」。オーストリアの西端でドイツとスイスの国境近くに位置するブレゲンツ。裕福な市民の資金が投入され1946年からスタートしたこの音楽祭は、ボーデン湖の上を舞台とした湖上劇場をはじめ、隣接するホールなどで伝統的舞台芸術であるオペラと、最先端の技術を融合したスペクタクルなオペラが4週間にわたって上演されます。 本作は、2018年8月に上演した≪猟銃(Das Jagdgewehr)≫の映像。1949年に発表された井上靖の短編小説『猟銃』を原作としたオペラで、オーストリアの現代音楽家トーマス・ラルヒャーが作曲を担当して音楽祭で世界初演されました。 小説『猟銃』は井上靖初期作品で、芥川賞を受賞した『闘牛』と同時期の作品です。物語は、ある詩人に突然ひとりの男(三杉穣介)から手紙が送られてきたことからはじまります。穣介の13年間にわたる不倫を、妻(みどり)、愛人(彩子)、愛人の娘(薔子)の3通の手紙を通して明らかにしていく恋愛小説。 演出家カール・マルコヴィクスの繊細な心理描写、トーマス・ラルヒャーの巧みな音楽で、独創的なオペラの映像に仕上がっています。 (資料提供:キングインターナショナル) 【収録内容】トーマス・ラルヒャー(1963-):歌劇≪猟銃≫ 原作:井上靖【演奏者】サラ・アリスティド(薔子/ソプラノ) ジュリア・ペリ(みどり/ソプラノ) オリビア・バーミューレン(彩子/ソプラノ) ロビン・トリットシューラー(詩人/テノール) アンドレ・シュエン(三杉穣介/バリトン) ミヒャエル・ボーダー(指揮) アンサンブル・モデルン、スコラ・ハイデルベルク(合唱指揮:ヴァルター・ヌスバウム) 演出:カール・マルコヴィクス、舞台、衣装:カタリーナ・ヴォッペルマン、照明:ベルント・ブルクラベック、音声:ノーベルト・オマー、演劇指導:オラフ・A・シュミット、映像監督:フェリックス・ブライザッハ、収録:2018年8月15日、ブレゲンツ音楽祭(ライヴ)*世界初演
MICHAEL BODER / ミヒャエル・ボーダー