2,500円(本体価格/税別)
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クールスのオリジナル・メンバー、オオクボキイチが描く
70年代の原宿と“セックス、ドラッグ&ロックンロール”な自伝的小説、復刊!!
「道楽」(2017年10月号)に、著者のインタビューが当時の写真とともにカラー6ページで掲載されました!
「VIBES」(2017年8月号)に著者のインタビューが掲載されました!
「バァフアウト!」(2017年7月号)にて書評が掲載されました!評者は山崎二郎さんです。
雑誌『実話BUNKA超タブー』にて著者のインタビュー記事が掲載。インタビュアーは吉田豪さんです!
「月刊ミュージシャン」(2017年6月号)にて紹介されました!
帯コメントに横山剣(クレイジーケンバンド)、
解説に吉田豪が決定!
70年代の原宿写真、
そして『ストレンジ・ブルー』後のアメリカでの生活を綴った新原稿も追加!
時は1970年代。激動の60年代は過ぎ去り、大学紛争は下火になって全共闘運動もヒッピーのフラワームーヴメントも、結局のところ新たな時代を築けずに社会に吸収されて挫折していた。日大芸術学部の学生だったオレは、キャンパスに流れる適当に世の中と帳尻を合わせようとする学生が醸し出すふぬけた空気にリアリティーを感じられず、大学には行かずに毎日レオンに入り浸っていた。
原宿には何かがあった。原宿に集まる人々が生み出す空気なのか、地理的な磁場なのかは分からないが、生きようとする人の生々しいエネルギーが渦巻いていた。とりわけレオンは特別で、時代の先端をいくクリエーターをはじめ、ファッション・ピープル、店員、プー、ヒモ、ミュージシャン、モデル、遊び人、女子高生、ヤクザ、プッシャー・・・・・・と、職種に関係なく尖った感性の人達が集まり、誰もが洗練された独自のスタイルを持っていて、強いグルーヴを生み出していた――。(本文より)
大久保喜市
大久保喜市(オオクボ・キイチ)
東京生まれ。日本大学芸術学部演劇学科戯曲科中退。1975年、ロックバンド「クールス」のベーシストとしてデビュー。1981年、クールス脱退後渡米、NY移住。1982年、LA移住。TV番組の制作にたずさわり、ディレクターとして映像制作を始める。1985年、ロックフェラー・アート・フェスティバル’85ポップ・アート部門特別賞受賞。1990年、クールス再結成を企画制作。Original Cools '90のアルバム2枚をプロデュース。1991年、帰国。フリーランス映像ディレクターとしてMTVなどの映像制作を手がける。著書に『ストレンジ・ブルー』(2002年、河出書房新社)、小説『まばゆい光の向こうにあるもの』(2016年『ウィッチンケア第7号』寄稿)など。