11人の大作曲家「自筆譜」で解明する音楽史

YOKO NAKAMURA (COMPOSER) / 中村洋子(作曲)

バッハからバルトークまで

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ISBN
9784866471730
発売年月
2022年6月
版型
A5
ページ数
312
製本
並製
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商品詳細情報

普通の市販楽譜には、「自筆譜」に込められた作曲家の重要なメッセージが
ほとんど反映されていません!!





・「ムジカノーヴァ」(2022年9月号)に書評掲載! 評者は、長井進之介さんです!
・「サウンド&レコーディング・マガジン」(2022年10月号)に書評掲載! 評者は、横川理彦さんです!
・「月刊ショパン」(2022年9月号)にて紹介されました!


『クラシックの真実は大作曲家の「自筆譜」にあり!』の著者による、大好評第2弾!

「自筆譜」の分析とは、作曲家の肉声で「どう演奏すべきか、聴くべきか」を、
直接レッスンを受けるのと同じなのです。

「自筆譜」に込められた作曲家の重要なメッセージとは…

〇モーツァルト:声部や楽器によって、太いペンと細いペンで書き分けている
〇ベートーヴェン:4種類のスタッカートを使い分け、それぞれ狙いが異なる
〇ショパン:微妙なニュアンス表現のため、スラーを符頭から符頭へとは掛けず
〇バッハからドビュッシー、バルトークまで:符尾が上向きか下向きかで、声部が異なることを示す。これにより、声部の違いが明瞭に判断できる

本書で伝えたいこと
・大作曲家の作品に 「バッハが宿っていないもの」はない。
・バッハ《フーガの技法》はなぜ「ニ短調」で書かれたかを、初めて解明しました。
・「自筆譜」を学べば、「対位法」「和声」が自然に身についていきます。

<目次>
まえがき
chapter 1 シューマンは曲集「ユーゲントアルバム」第1番を、なぜ「メロディー」と命名?
column 1 私の好きな女優さん ~「バベットの晩餐会」のステファーヌ・オードラン~
chapter 2 ムソルグスキー「展覧会の絵」
column 2 岩波ホール閉館 ~樹木希林「悟りとはいかなる場合にも平気で生きていること」~
chapter 3 ショパン「子犬のワルツ」
column 3 俳優が芸術家を演じるのは至難の業 ~ヨランド・モローは例外的に迫真の芸術家を演じる~
chapter 4 Die Kunst der Fuge フーガの技法
chapter 5 バッハ(フーガの技法》は、なぜ「ニ短調」のみで書かれたか
column 4 歴史探偵・半藤一利さんの言いたかったこと ~音楽史を「自筆譜」から学ぶ意義もそこにあり~
chapter 6 モーツァルト「交響曲第40番」は平均律1巻24番から生まれた
column 5 ミルバが歌ったピアソラは、私にとって一回限りのピアソラ ~「自筆譜」は勉強するためにあり、書棚の飾りではなし~
chapter 7 ベートーヴェンピアノソナタ 第8番 悲愴 第2楽章
column 6 バッハの「自筆譜」解読と、大野晋の「源氏物語」分析手法は全く同じ ~原作を原文(自筆譜)で読み続けた結果、到達できること~
chapter 8 Brahms ブラームス交響曲第4番「3度転調」の秘術を尽くす
column 7 大作曲家の「自筆譜」が未出版の場合、どう勉強するか? ~大野晋「源氏物語」の分析手法~
chapter 9 チャイコフスキーの「四季」~6月舟歌~の「p」に秘められたエネルギー
column 8 私の作品「無伴奏チェロ組曲1番」は日本の美しい自然と関連 ~ベッチャー先生のモットー「練習そして練習」~
chapter 10 ドビュッシーはどのように音楽を学んだか
chapter 11 ドビュッシー:ピアノ独奏のための「Deux Arabesques 二つのアラベスク」
column 9 音楽家は4つの類型(タイプ)に分類できる ~ベッチャー先生のお話の続き~
chapter 12 Ravel ラヴェルのピアノ連弾曲「Ma mère l'Oye マ・メール・ロワ」
chapter 13 バルトーク「無伴奏ヴァイオリンソナタ」
あとがき
本書で取り上げた自筆譜、関連楽譜、書籍、CD

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