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66年TAKOMAからの4作目(自身5作目)が180グラム重量盤アナログ・リイシュー!
ほぼ同時期の、カントリー・ブルースに寄った『THE DANCE OF DEATH & OTHER PLANTATION FAVORITES (VOLUME 3)』やトラディショナル・フォークを見つめた『THE TRANSFIGURATION OF BLIND JOE DEATH (VOLUME 5)』と比して、明らかにのちのFAHEY独特のエキセントリックな実験性やサウンド・エフェクトへの興味の端緒が垣間見れる一枚が本作。
ゆらめくソロ・ギター・インプロヴィゼーションを中心に一部で音響効果としてのフルートや逆回転テープ・エフェクト、不協和音まで駆使し、のちJOHN PEELのオールタイム・フェイヴァリットとなった"SAIL AWAY LADIES"では、FAHEYのCHARLEY PATTONに関する修士論文にも関わった若きALAN WILSON (CANNED HEAT)とのデュエットで南インドのヴィーナを取り入れるなど、FAHEY自身が距離を置いた60年代カウンターカルチャーへの思いとは裏腹にある種サイケデリックともいえる逸品に仕上がっています。
JOHN FAHEY / ジョン・フェイヒイ