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RESIDENTS (レジデンツ) やTUXEDOMOON (タキシード・ムーン) らと並ぶサンフランシスコの狂気 ! CHROME (クローム) が1980年にリリースした4作目がボーナス・トラック入りでリイシュー!!
デイモン・エッジらによって1976年にカリフォルニア/サンフランシスコで結成されたクローム。ヘリオス・クリードが参加した2ndアルバム以降は、ニュー・ウェイヴ ― サイケ/パンク/ゴシック ― ノイズ/インダストリアルが変態的に混沌かつ狂気に鳴らされ、そのイビツでサイケデリックなサウンド像によって後のオルタナティヴ ― グランジ ― ジャンク ― ストーナーへ大きな影響を与えた (そう、MINISTRYやSONIC YOUTH、DEATH IN JUNE、FLAMING LIPSなど! )。
そんなクロームが1980年に発表した本作は、メジャー・レーベルから唯一リリースされたアルバム (当時の日本盤の邦題は 『赤い露光』)。ディストーションの効いたギターやシンセ、デイモンのよろよろなヴォーカルなど不穏な空気感や閉塞感を醸し出し、リリース元であるベガーズ・バンケット(Beggars Banquet) らしいネオ・サイケ ― ゴシックな匂いも漂わす内容。また、ダンス・ミュージックの要素も取り入れるなど、野心さも感じさせる秀作。メジャーからのリリースということでレコード会社からは 「売れる作品を!」 と注文されて制作されたそうですが、いやいや、普通に変態度高いです。
今回の再発に伴いボーナス・トラックが1曲収録されてます!
◎ライナーノーツ: 大鷹俊一
CHROME / クローム