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AKT THE JNの「SOUND EXPERIENCE」から、札幌、東京、神戸、そして徳島。精鋭ビートメイカー達による12"インチアナログ。まずはA1。来日中に意気投合し、レコーディングに参加したというハワイ在住、LONELY ONE PRODUCTIONS、LAIJINDEN所属のKAPUと札幌在住NORTH SMOKE ING aka N.O.R.T.H.C'z所属、MIC JACK PRODUCTIONのレーベルILL DANCE MUSICが主催する「ALTERNA.」に創明期から参加し「ULTIMATE MC BATTLE2006北海道予選」においては準優勝という結果を残したMUTAの日米二人のMCが参加する1曲目。イントロからAKTのレーベル名である「SOUND EXPERIENCE」というフレーズがリフレインする、まさにこのEPの一曲目を飾るに相応しい一曲。イントロ明けからのたたみ畳み掛けるドラムが聴く者の耳を一気に奪い、途中静かなブレイクが入るや、そこからのKAPUのフックとトラックの展開が抜群の相性をもって高い殺傷能力を誇るであろうファンキーチューン。続きA2。DJ KRUSHとの「流 -RYU-」など一貫して筋の通った活動を見せる日本が誇るビートメーカー、DJ HIDEによる楽曲。時代の流れ・飽和・淘汰・細分化等様々な事象を超えた、変わらないHIPHOPが此処にあるということを教えてくれる、HEADZを代弁した、ベテランの風格漂う素晴らしい一曲。そして変わってB面のB1。既に知名度は全国区まで上っている関西を拠点に活動する土俵オリジンから最もフリーフォームなDJ、DJ WESSUNによる、自作トラックのアナログリリースは今回初披露となる楽曲。味わい深いピアノのイントロで幕を明け、トライバルかつアーバン、リチュアルでスピリチュアルなブレイクビーツを展開していく。大切な人を思い出して暖かい気持ちになるような、朝方の私たちを暖かくて深いところに連れて行ってくれるような深い一曲。最後に2ndアルバム『BACKSIDE OF THE MOON』リリースにより、さらなるプロップスが彼を支え、讃える2007。AKT THE JNによるB4。彼の感嘆すべき行動力と情熱は、そのプロップスを伴ってSOUND EXPERIENCEをさらに前へと推し進める。今日も徳島に住み、徳島で創り、徳島を背負う。2ndの延長にあることが感じられる「The hill of Wind」と付けられたこの曲は、そのままタイトルを表しているかのように、くぐもったスモーキードラムと孤独な風のようなウワモノが絡み合い、まるで巨大なキャンバスが目の前に現れたかのように、映像的に我々の脳を侵していく。即効性と中毒性を共に兼ね備えた、ダンサブルでドープな一曲。以上4曲、限定枚数にてお届けです。